この事例のポイント
- 「インフルエンサーが動かない・訴求がバラバラ」という構造的課題をKPI分解で可視化
- インフルエンサーの開拓・報酬体系の見直し・訴求テンプレート整備を一気通貫で実行
- 2025年3月〜8月の半年間で売上+600万円、ROAS 330%を達成
- 「型にはまった広告施策ではなく、事業課題に即した設計が強み」と担当者コメント
売上増加
+600万円
半年間の成果
ROAS
330%
総コスト(支援費+インフルエンサー報酬)対比
支援期間
6ヶ月
2025年3月〜8月
目次
クライアント概要
| 業種 | 保険代理店(生命保険・損害保険) |
|---|---|
| 規模 | 従業員10名以下、年商1億円未満 |
| 対象商圏 | 全国対応(商談は主に関東圏) |
| 顧客層 | BtoC(個人向け保険加入・見直し) |
| 支援形態 | 成果報酬型(売上の15%) |
| 支援期間 | 2025年3月〜2025年8月(6ヶ月間) |
支援前の課題:インフルエンサー集客が「機能していなかった」理由
相談時点でこのクライアントは、保険加入者のリード獲得手段のひとつとしてインフルエンサーマーケティングをすでに実施していました。しかし成果にはつながっておらず、「インフルエンサー集客をあきらめようか」という状況でした。
課題を整理すると、大きく3つの問題が重なっていました。
インフルエンサーが「そもそも動かない」
依頼したインフルエンサーが実際には訴求を実行しないケースが多発していました。報酬体系が不明瞭で、インフルエンサー側に「やろう」というインセンティブが設計されていなかったことが根本原因でした。
訴求がバラバラで統一感がない
各インフルエンサーが自己流でコンテンツを作るため、商品の訴求ポイントや信頼感の演出がバラバラになっていました。保険という「信頼が購買を左右する」商材において、これは致命的な問題です。
管理が属人化・煩雑で改善できない
インフルエンサーごとに個別に交渉・管理しており、「誰が・いつ・どのくらい訴求したか」が把握できていませんでした。PDCAが回せる状態ではなく、成果が出ない原因の特定すら困難でした。
本質的な問題:インフルエンサーの「数」は揃えていたものの、1人あたりの訴求回数・訴求の質・CVRのどれも計測・管理されていませんでした。「何が足りないか」が分からないまま施策を続けていた状態です。
LnXのアプローチ:KPI分解から始める課題の構造化
LnXがまず行ったのは、インフルエンサー経由の成果を数式で分解することでした。
KPI分解式
この分解により、「何を改善すれば成果が上がるか」が明確になりました。施策の方針は「インフルエンサーの数を増やす」ではなく、「1人あたりの訴求回数を上げる」と「CVRを改善する」という2点に絞ることとしました。
LnXの強み:「インフルエンサーをもっと増やしましょう」という提案は簡単ですが、それは課題の本質ではありません。分解してみれば「動かないインフルエンサーを100人集めても意味がない」とすぐに分かります。KPI分解を起点にした設計が、成果への最短経路です。
実行した施策の詳細
施策① 親和性の高いインフルエンサーの開拓
LnXは独自のインフルエンサーコネクションを活用し、保険商材に親和性の高いインフルエンサーを開拓しました。フォロワー数よりも「フォロワーの属性がターゲットと一致しているか」「発信者への信頼感が高いか」を選定基準に置きました。
保険は「信頼が購買意欲を左右する」商材のため、フォロワーから「この人が言うなら」と思われているインフルエンサーでなければ、どれだけ訴求しても成果につながりません。万フォロワー以上のアカウントを自社で運用してきた経験から、エンゲージメントの質を見極めるノウハウがこの選定に活きました。
施策② 報酬体系の見直し
従来の報酬設計を見直し、インフルエンサーが「やりたくなる」仕組みに変えました。固定報酬から成果連動型にシフトすることで、インフルエンサー側に「本気で訴求すれば報酬が上がる」というインセンティブが生まれ、訴求実行率が大幅に改善しました。
施策③ 訴求コンテンツのテンプレート作成
各インフルエンサーが迷わず訴求できるよう、コンテンツテンプレートを整備しました。テンプレートには「何をどの順番で伝えるか」「どんな言葉が信頼感を高めるか」が盛り込まれており、バラバラだった訴求内容が統一されることでCVRが改善しました。
同時に、インフルエンサー側の「作業負担」を下げることで、訴求回数も自然と増える設計にしました。
施策④ 訴求の実行管理
「誰が・いつ・何回・どんな内容で」訴求したかを一元管理できる仕組みを構築しました。これにより、訴求数・CVR・成果数が毎週把握できるようになり、PDCAが初めて機能する状態になりました。
成果と考察
2025年3月の支援開始から半年(8月末時点)の成果は以下のとおりです。
| 売上増加 | +600万円(半年間) |
|---|---|
| ROAS | 330%(支援費用+インフルエンサー報酬の合計に対して) |
| 費用構成 | LnX支援報酬(売上の15%)+ インフルエンサー報酬(売上の15%)= 総コスト30% |
成果のポイント:ROAS 330%は、総コスト(支援費+インフルエンサー報酬)に対して売上が3.3倍になったことを示します。広告費用対効果として十分な水準であり、インフルエンサーマーケティングが「再現性のある集客チャネル」として機能し始めた状態です。
さらに担当者からは、今回の成功体験をもとに「人材領域でも同様の施策を検討したい」という声があり、次のフェーズへの展開が決まっています。単発の成果に終わらず、事業の成長に伴走し続ける関係性が生まれています。
クライアントの声
インフルエンサーの可能性は感じつつも、ほぼ売り上げに繋がっておらず、正直あきらめようか迷っていました。LnXさんにお願いしたのは、インフルエンサーのコネクションが強く、万フォロワーのアカウントを自社で持っているくらいノウハウがありそうだったからです。
ここまで集客改善が短期間でうまくいくとは思いませんでした。「なぜ成果が出ていなかったか」を数字で分解して説明してもらったとき、初めて課題が整理できた気がします。次は人材領域でも同じようにお願いしたいと思っています。
WEB集客 支援
「成果が出ていない施策がある」という段階からご相談ください
インフルエンサー・広告・SNS・LPなど、「やっているのに成果が出ない」状態をKPI分解で構造化し、最短ルートで成果につなげます。
無料で相談するLnXの見解
今回の事例で最も重要だったのは、「インフルエンサーを増やす」という方向に走らなかったことです。動かないインフルエンサーをいくら増やしても、分母が増えるだけで成果は変わりません。
私たちが最初に行うのは、必ず「現状の施策をKPIで分解すること」です。今回の式でいえば、インフルエンサー人数 × 1人あたり訴求回数 × CVR、という3つの変数のうちどれが最も改善余地があるかを見極めることが先決でした。
また、LnXが自社でSNSメディアの運用実績を持っていることも、今回の成果に直結しています。インフルエンサーのエンゲージメントの質の見極め方、報酬体系の設計、テンプレートによる訴求の均一化——これらは「代理店として外から見ているだけ」では得られないノウハウです。
「広告を出せばいい」「インフルエンサーを使えばいい」という表面的な提案ではなく、事業の数字から逆算して施策を設計することが、LnXが中小企業に選ばれる理由だと考えています。
よくある質問
Qインフルエンサー集客はどの業種でも効果がありますか?
業種を問わず、ターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層が一致していれば効果が見込めます。保険のように「信頼」が重要な商材では、フォロワーから信頼されているインフルエンサーを選定することが特に重要です。親和性のないインフルエンサーへの依頼は、いくら人数を増やしても成果につながりません。
Qインフルエンサーマーケティングで成果が出るまでの期間はどのくらいですか?
本事例では、施策の再設計・インフルエンサー開拓から数えて3〜4ヶ月目から成果が安定し始め、半年(6ヶ月)で売上+600万円を達成しました。既存のインフルエンサー施策に課題がある場合、まず課題をKPI分解で特定してから動くため、やみくもに実行するよりも結果が早く、確実になります。
Q成果報酬型の支援はどのような場合に向いていますか?
既存施策で一定の手応えはあるが成果が不安定、という状態のクライアントに向いています。支援会社側も成果にコミットする仕組みになるため、双方が本気で数字を追いやすい契約形態です。本事例では売上の15%を支援報酬とし、インフルエンサー報酬と合わせた総コスト(売上の30%)に対してROAS 330%を達成しています。
Qインフルエンサー1人あたりの訴求回数はどのくらいが目安ですか?
インフルエンサーの規模・ジャンル・媒体によって異なりますが、1回の訴求で完結させるのではなく、ストーリーズやリール・フィード投稿など複数フォーマットを組み合わせることで接触頻度を高める設計が効果的です。本事例でも「1人当たりの訴求回数」をKPIとして設定し、インフルエンサーが動きやすいテンプレートを整備することで訴求数を引き上げました。