この事例のポイント

  • 月額広告費1,000万円・上場企業規模のリスティングアカウントを担当
  • 「マッチタイプ別に広告グループを分けただけ」という設計課題をKW×期待売上で再構築
  • 広告グループをLTV高・中・低で分割しtCPA個別最適化することで利益最大化ポートフォリオを実現
  • 2025年8月〜12月の4ヶ月でLTV 1.6倍を達成

LTV改善

1.6倍

4ヶ月間

月額広告費

1,000万円

規模感

支援期間

4ヶ月

2025年8月〜12月

クライアント概要

業種人材紹介(上場企業)
規模従業員4,000名
対象商圏全国対応
顧客層BtoC
支援期間2025年8月〜2025年12月(5ヶ月間)
施策内容リスティング広告設計〜運用(Google広告)
月額広告費1,000万円規模

支援前の課題

集客の要となるリスティング広告のアカウントが、「マッチタイプで広告グループを区切っているだけ」「キーワードが煩雑に混在している」という状態でした。成果が出ているとは分かりつつも、本当に最大化できているのか判断できない状況でした。

特に課題だったのは、1獲得あたりの期待LTVが異なるクエリが同じ広告グループに混在している点です。これでは、高LTVな獲得と低LTVな獲得に同じtCPAを設定してしまい、利益最大化ができません。

本質的な問題:広告グループをマッチタイプで分けること自体は間違いではありませんが、それだけでは「どのクエリがどれだけ売上に貢献するか」が見えません。事業構造上、担当するキャリアアドバイザーの数が限られているため、獲得数の最大化ではなく「1獲得あたりの価値の最大化」がKPIでした。

KPI設計とアプローチ

LnXが最初に行ったのは、過去の実績データを網羅的に整理し、KW×マッチタイプの組み合わせごとの期待売上を算出することでした。

「このキーワードを、このマッチタイプで広告グループに入れると、どんなクエリが拾えるか」を想定し、過去実績と照らし合わせて期待売上を算出。その上で広告グループをLTV高・中・低の3段階に再編成しました。

設計の核心:広告グループごとにtCPAを個別設定することで、LTV高グループには高いCPAを許容(獲得を増やす)・LTV低グループには低いCPAを設定(費用を抑える)という利益最大化ポートフォリオが組めるようになりました。

実行した施策

過去実績の網羅的な分析と再編成

既存アカウントの全KW・マッチタイプ・クエリレポートを分析。KW×マッチタイプごとに「どんな検索意図のユーザーが来るか」「過去の成約率・LTVはどうか」を整理しました。この分析に基づき、広告グループをLTV期待値の高・中・低で分割・再編成しました。

広告グループごとのtCPA設定と継続最適化

再編成後の広告グループごとに最適なtCPAを設定し、継続的なデータ収集と改善サイクルを構築。4ヶ月間のPDCAを通じてLTV 1.6倍を達成しました。

成果

2025年8月〜12月の4ヶ月間でLTV 1.6倍を達成。さらに支援継続の評価を受け、新たにアフィリエイト広告の運用依頼にもつながっています。

継続展開:「事業構造に合わせたKPI設計と改善ができた」という評価をいただき、リスティング広告の継続運用に加えてアフィリエイト広告の運用もお任せいただいています。

クライアントの声

今の広告グループ運用で良いのか、実際の担当者でないと分からない部分が多くありました。LnXさんは事業構造を理解した上でそれを広告運用に落とし込んでくれそうだったので依頼しました。事業構造に合わせたKPI設計と改善ができ、リスティング広告の運用は継続的にお任せしつつ、新たにアフィリエイト広告の運用もお願いしています。

上場人材会社 担当者

リスティング広告 設計・運用支援

事業構造から逆算した広告設計が強みです

月額広告費の規模・アカウントの状態を問わず対応可能。KW×期待LTVの分析から始め、利益最大化に向けた広告設計を提案します。

無料で相談する

LnXの見解

広告運用会社の多くは「運用はできる」ですが、「事業を理解してKPI設計から関与できる」会社は少ないです。担当者コメントにもあるように、今後AIで広告の運用作業自体は代替されていきます。その中でLnXが提供できる本質的な価値は、事業構造を理解し、それに即したマーケティング施策の設計ができることだと考えています。

「獲得数を最大化する」のか「1獲得あたりのLTVを最大化する」のかは、事業の制約条件によって変わります。本事例のように「キャリアアドバイザーの数が限られている」という事業制約がある場合、獲得数を増やすより1件あたりの価値を上げる方が利益貢献が大きい。このような判断は、広告運用の技術論ではなく事業理解から生まれます。

よくある質問

Qリスティング広告のアカウント設計でLTVを改善するにはどうすればよいですか?

鍵は「広告グループを期待LTVで分割する」ことです。同じマッチタイプを並べるだけの構成では高LTVと低LTVのクエリが混在し、それぞれに最適なtCPAを設定できません。本事例のように過去実績からKW×マッチタイプごとの期待売上を算出し、広告グループをLTVの高・中・低で分割することで利益を最大化する獲得ポートフォリオが組めます。

Q上場企業規模のリスティングアカウントを改善する際の注意点は何ですか?

最大の注意点は既存の学習データを壊さないことです。大規模アカウントには過去の膨大な実績データが蓄積されており、大幅な構成変更はGoogle広告の機械学習をリセットしてしまいます。本事例では既存の実績を網羅的に分析した上で再編成を行い、学習をリセットせずにLTV 1.6倍を達成しました。

Q月額広告費1,000万円規模のリスティング運用代行の相場はどのくらいですか?

月額広告費1,000万円規模の大型アカウントの場合、運用代行手数料は広告費の10〜20%が目安です(月額100〜200万円程度)。ただし本事例のように大規模アカウントの再設計・アカウント監査を伴う場合は初期の設計費が別途発生するケースがあります。詳しい費用感はご相談ください。

関連事例・コラム