この記事でわかること

  • ドメインをまたぐ導線で計測が切れているときに、レポートに現れる4つのサイン
  • なぜ切れるのか(Cookieとリンカーパラメータ「_gl」の仕組み)
  • 設定が必要になるケースと、必要ないケースの見分け方
  • GA4管理画面での設定手順と、あわせて直すべき2つの設定
  • 設定後の確認手順(_glが付いているかの目視確認とDebugViewでの検証)
  • リダイレクト・JavaScript遷移・iframeなど、設定しても直らない場合の切り分け
  • 広告の入札に効いてくる影響と、着地させるべき運用

計測が切れているときに出る4つのサイン

予約システム、ショッピングカート、外部のフォームサービス、決済画面——サイト内の導線が別のドメインに移る構成は珍しくありません。この構成で設定を入れていないと、広告からの流入とコンバージョンがつながらなくなります。まず、自社で起きているかどうかを次の4点で確認してください。

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参照元に自社ドメインが並んでいる(自己参照)

集客経路のレポートを開いたときに、参照元として自社のドメインやサブドメインが上位に入っている状態です。これは本来の流入元が失われ、自社サイト内の移動が新しい流入として数えられていることを意味します。Googleのヘルプでも、サイトの1つのサブドメインから別のCookieドメインを使う別のサブドメインに移動すると自己参照が表示される可能性があり、自己参照はトラフィックが誤って帰属していることを意味する場合があると説明されています(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。

参照元レポートに自社ドメインが出ていないか確認する
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セッション数とユーザー数が実態より多い

ドメインをまたぐたびに新しいIDが振られるため、1人の1セッションが2人の2セッションとして数えられます。Googleのヘルプでは、クロスドメイン測定を行っていない場合、同じデバイスで異なるルートドメインにアクセスする1人のユーザーが個別に識別されると明記されています(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。結果として、直帰率が下がり、セッションあたりの滞在時間が短くなり、指標全体が実態から離れます。

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コンバージョンの流入元が「直接」や自社参照に寄る

広告で集めた人が別ドメインの予約画面で申し込んでいるのに、その申し込みが広告の成果として集計されない状態です。これがいちばん実害が大きい症状です。広告管理画面にはコンバージョンが出ているのに、GA4で見ると広告経由のコンバージョンがほとんどない——という食い違いの原因になります。

CVの参照元が「直接」に偏っていないかを先に見る
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離脱クリックとして記録されている

別ドメインへのリンクがクリックされると、通常は拡張計測機能によって離脱クリックのイベントとして処理されます。リンク先ドメインがクロスドメイン測定の対象として登録されている場合は、この処理から除外されます(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。つまり、自社の予約システムへの遷移が「サイトから出ていった」として記録されているなら、設定が入っていないということです。

1つでも当てはまれば、設定の見直しで改善できる余地があります。逆に、すべて当てはまらない場合は、別ドメインをまたぐ導線がないか、すでに設定済みか、あるいはコンバージョンを計測している場所そのものが間違っている可能性があります。

なぜ切れるのか(Cookieと_glパラメータ)

仕組みを一度理解しておくと、症状から原因を切り分けられるようになります。GA4は同意がある場合にファーストパーティのCookieを使い、ユーザーごと・セッションごとのIDを設定します。Cookieはドメインごとに分かれているため、別のドメインに移動すると前のドメインのCookieは読めません。

クロスドメイン測定を行っている場合、ユーザーがリンクまたはフォームでドメイン間を移動する際、URLパラメータ(_gl)を介してCookieがドメイン間で渡されるため同じIDが保持され、1人のユーザーの1つのセッションとして識別されます(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。つまりこの機能は、URLに識別子を引き継ぐという1点だけをやっています。

状態 何が起きるか レポートへの現れ方
設定なし 移動先で新しいCookieと新しいIDが設定される セッションが分断され、参照元が自社ドメインになる
設定あり・正常 リンクに_glが付き、IDが引き継がれる 1人の1セッションとして連続する
設定あり・_glが消える リダイレクトやスクリプトで引き継ぎが失われる 設定したのに症状が変わらない

3行目が実務でよく起きます。管理画面で設定したのに直らない場合、ほとんどはここです。切り分け方は後述します。

タグIDが揃っていることが前提になる

Googleのヘルプでは、クロスドメイン測定に含める各ドメインについて、全対象ページのタグで同じウェブデータストリームの同じタグID(「G-」で始まるID)が使われている必要があると説明されています(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。予約システム側に別のGA4プロパティが入っている構成では、まずここを揃える判断が必要です。ツール側の管理画面で自社のタグIDを入れられるか、GTMを載せられるかを先に確認してください。

設定が必要なケース・不要なケース

「別のドメインに移動する導線があるか」だけで判断できます。URLのルートドメインが変わるかどうかを、実際にクリックして確かめてください。

構成 設定 補足
サイト本体と予約システムが別ドメイン(例:自社サイト→予約サービスの独自ドメイン) 必要 もっとも典型的なケース。予約完了ページでCVを取っているなら必須
ECサイトとカート・決済が別ドメイン 必要 購入完了が別ドメインなら、売上の流入元が分からなくなる
フォームだけ外部サービス(別ドメイン) 必要 送信完了ページでCVを取っている場合は特に
LPと本体サイトでドメインが違う 必要 広告用に別ドメインでLPを立てている場合に起きやすい
サブドメイン間の移動(shop.example.com ↔ www.example.com) 推奨 Cookieドメインの設定によっては自己参照が出る(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ
同一ドメイン内のディレクトリ移動 不要 /lp/ や /shop/ のような構成は対象外

見落とされやすいのが、予約・決済の途中で一度別ドメインを経由する構成です。自社サイト→予約サービス→決済代行→予約サービス→完了、という流れだと、経由するドメインすべてを対象にしないと途中で切れます。実際にスマートフォンで一度申し込みまで進み、URLのドメインが変わる箇所を全部メモしてから設定してください。

GA4での設定手順

設定はGA4の管理画面から行います。クロスドメイン測定を設定するには、Googleアナリティクスアカウントの編集者以上の権限が必要です。また作成できる条件は最大100件です(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。

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対象ドメインを洗い出す

実際に申し込み完了まで操作して、ドメインが変わる箇所をすべて書き出します。自社サイト、予約システム、決済、外部フォームのように、経由するものは漏らさず一覧にしてください。あわせて、それぞれのページにGA4のタグが入っているか、入っている場合のタグIDも確認します。

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管理画面でドメインの設定を追加する

管理画面の「データの収集と修正」から「データストリーム」を開き、ウェブデータストリームを選択します。「ウェブストリームの詳細」の下部にある「タグ設定を行う」をクリックし、設定セクションの「ドメインの設定」を開きます。複数のドメインで同じGoogleタグを使っている場合は自動的に検出され、最適化案として表示されるため、そこから追加できます。手動で追加する場合は「条件を追加」からマッチタイプとドメインの識別子を入力します。条件はORで評価されます(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。

自動検出の最適化案に出ているものは、まずそこから追加する
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除外する参照を設定する

ドメインの設定だけでは、参照元に別ドメインが残る場合があります。あわせて、除外する参照のリストに自社の関連ドメインを登録してください(出典:除外する参照を指定する|アナリティクス ヘルプ)。決済代行を経由する構成では、決済側のドメインが参照元として記録され、広告の成果がそこに吸われることがあります。ここを登録しておくと、元の流入元が維持されます。

決済・予約・フォームのドメインは、除外する参照にも入れる
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Cookieドメインの設定を揃える

サブドメインをまたぐ構成では、測定コードのCookieドメインの設定を確認し、ドメイン内のすべてのサブドメインで同じCookieドメインが使われていることを確認します(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。ここがサブドメインごとに分かれていると、設定を入れても自己参照が残ります。あわせて、サイトのすべてのページに測定コードが入っていることも確認してください。

手動での実装が必要になる場合

Googleのヘルプでは、設定はアナリティクスのインターフェースから行うことが推奨されるものの、測定コードを通してカスタムな実装が必要になるケースも想定されるとして、gtag.jsのgetおよびsetコマンドを使ってドメイン間のID引き継ぎを手動でセットアップする方法が案内されています(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。iframeの中に別ドメインの予約画面を埋め込んでいる場合など、リンククリックが発生しない構成では、この手当てが必要になります。実装が伴うため、開発者と一緒に進めてください。

設定後に必ずやる確認

設定を保存した時点で終わりにすると、効いていないことに数か月気づきません。次の手順で、その日のうちに確認してください。

手順 やること 見るところ
1. 実際に遷移する 対象ドメインへのリンクがあるページを開き、クリックまたはフォームを送信する ページが正しく読み込まれること
2. URLを見る 移動先のURLを確認する リンカーパラメータ_glが含まれているか
3. ダウンロードを試す ダウンロード機能があるサイトでは、パラメータ付きのページからダウンロードを開始する 正常に開始されること
4. リアルタイムで追う GA4のリアルタイムレポートやDebugViewで自分の行動を確認する ドメインをまたいでも1セッションとして続いているか
5. 1週間後に指標を見る 自己参照・セッション数・CVの流入元を比較する 症状が消えているか

手順2が基本の確認方法です。Googleのヘルプでも、リンク先ドメインのURLに_glが含まれていることを確認する手順が案内されています(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。URLバーを見るだけなので、開発者でなくてもできます。

設定変更の影響は過去データには及びません。直した日以降のデータで比較する必要があるため、変更した日付をメモに残してください。前月比で急に「参照元:自社ドメイン」が消えたときに、施策の効果と混同しなくなります。

設定しても直らないときの切り分け

管理画面の設定を入れたのに_glが付かない場合、まず設定したドメインと実際のリンク先ドメインが一致しているかを確認します(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。ここが合っていれば、次の3つを疑ってください。

1. リダイレクトでパラメータが消えている

リンク先のページがリダイレクトしている場合、または任意形式のクエリパラメータに対応していない場合、元のページで付与された_glパラメータが削除されてしまう可能性があります。処理が瞬時に完了するため目視での確認は難しく、元のページからのネットワークリクエストを開発者ツールで調べる必要があると案内されています。解決するには、リダイレクト時に_glが維持されるようサイトの設定を変更します(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。

予約システムやフォームサービス側の仕様でパラメータが落ちる場合、自社では直せないことがあります。その場合はツールの提供元に「クエリパラメータを維持できるか」を問い合わせてください。対応できない場合は、完了ページ側でのコンバージョン計測をやめ、送信ボタンのクリックを自社ドメイン側で計測する設計に変える判断もあります。

2. JavaScriptによる遷移になっている

この機能は、ページのドキュメントノードにイベントリスナーを作り、リンクのクリックがドキュメントノードまでバブルアップしたときにURLへ_glを追加する仕組みです。遷移を発生させたのがJavaScriptで、ユーザーの操作に対する直接的な反応ではない場合、この処理は正しく動作しないと説明されています(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。「予約する」ボタンがリンクではなくスクリプトで画面遷移している構成は、実際によくあります。

3. 他のスクリプトがイベントの伝播を止めている

ページ内の競合するスクリプトによってイベントの伝播が中断され、イベントがドキュメントノードまで到達しない場合も動作しません(Event.stopPropagation()が使われている場合など)(出典:[GA4] クロスドメイン測定のセットアップ|アナリティクス ヘルプ)。チャットツール、ポップアップ、同意管理のバナーなど、後から追加したツールが原因になっていることがあります。切り分けは、それらを一時的に無効にして_glが付くかを見るのが早いです。

症状 疑うところ 次の一手
_glが最初から付かない JavaScript遷移、スクリプト競合 ボタンの実装を確認。他ツールを一時停止して再確認
_glは付くが、着地後のURLから消えている リダイレクト、パラメータ非対応 ツール提供元に確認。維持できないなら計測位置を変える
設定したのに自己参照が残る Cookieドメイン、タグの未設置 全ページのタグ設置とCookieドメインを揃える
移動先でIDが変わる タグIDが別プロパティ 同じタグIDに統一できるかを確認する

広告運用への影響と、直したあとに見る数字

この設定は解析のためだけの話ではありません。広告の入札判断に使う数字が変わります。

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キャンペーンごとのCPAが実態から外れる

コンバージョンが「直接」に寄ると、GA4上で広告経由のCPAが実際より悪く見えます。この数字をもとに予算を減らすと、実際には効いていたキャンペーンを止めることになります。逆に、指名検索やリマーケティングが過大評価される方向にも歪みます。

2

別ドメインのCVを自動入札に渡せない

完了ページが別ドメインで、そこにコンバージョンタグが正しく入っていない場合、自動入札が学習する材料がそもそも届きません。クロスドメインの設定と同時に、広告側のコンバージョンタグが完了ページに入っているかも確認してください。解析用の設定と、広告側の計測は別の話です。

GA4の設定と、広告側のCVタグ設置を同じタイミングで確認する
3

ランディングページの評価が分断される

セッションが途中で切れると、どのLPから入った人が申し込んだのかが追えません。LPのA/Bテストや訴求の比較をしていても、結論が出ない状態になります。改善の判断そのものが止まるため、計測を直す優先度は高くなります。

直したあとに確認する4つの数字

見る数字 期待される変化
参照元/メディア別のセッション 自社ドメインの自己参照が消える
コンバージョンの参照元 「直接」が減り、広告・自然検索に振り分けられる
セッション数・ユーザー数 重複が解消され、数値が下がる(悪化ではない)
キャンペーン別CPA 広告側の数字との差が縮まる

3行目は社内で誤解されやすい点です。設定を直すとセッション数とユーザー数は下がります。これは重複が解消された結果で、集客が悪化したわけではありません。報告する前に、変更した日付と理由をあわせて共有してください。

クロスドメイン計測チェックリスト

そのまま社内共有できる項目

【現状の確認】

  • 実際に申し込み完了まで操作し、ドメインが変わる箇所をすべて書き出した
  • 参照元レポートに自社ドメインが出ていないか確認した
  • コンバージョンの参照元が「直接」に偏っていないか確認した
  • 別ドメインへの遷移が離脱クリックとして記録されていないか確認した

【設定】

  • 対象ドメインのすべてのページに測定コードが入っている
  • 対象ページのタグIDが同じウェブデータストリームのものに揃っている
  • 管理画面の「ドメインの設定」に、経由するドメインをすべて追加した
  • 除外する参照のリストに、決済・予約・フォームのドメインを登録した
  • サブドメイン構成の場合、Cookieドメインの設定を揃えた

【確認と共有】

  • 実際に遷移して、URLに_glが付いていることを目視で確認した
  • リアルタイムレポートまたはDebugViewで1セッションとして続くことを確認した
  • 広告側のコンバージョンタグが完了ページに入っていることを確認した
  • 設定を変更した日付を記録し、セッション数が下がる理由を社内に共有した
  • 1週間後に自己参照とCVの参照元を再確認した

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LnXの見解

広告のアカウントを引き継いだときに最初に見るのが、この設定です。予約システムやカートが別ドメインなのに設定が入っていないアカウントは、体感で言えば珍しくありません。そして多くの場合、「広告の数字が悪い」という前提で予算やキーワードの調整が繰り返されています。原因が計測側にあるとき、配信をいくら触っても改善しません。

順番として、計測の整合を取るまでは、GA4の数字をもとにした予算の増減を止めることをおすすめします。特に「コンバージョンの参照元が直接に偏っている」状態で媒体別の貢献を比較すると、必ず誤った結論が出ます。設定を直すとセッション数は下がりますが、それは重複が消えた結果です。ここを事前に社内で共有しておかないと、「対策したのに数字が悪化した」という話になり、せっかく直した設定を戻す判断につながることがあります。

もう1つ付け加えると、この設定は解析用であって、広告側のコンバージョン計測とは別物です。完了ページが別ドメインにある場合、広告のコンバージョンタグがそこに入っているかは独立して確認が必要です。自動入札を使っているなら、学習に渡っているコンバージョンが実態と合っているかが成果を左右します。LnXでは、広告運用のご支援にあたって、計測環境の確認と必要な修正までを運用の一部としてお引き受けしています。配信の調整では動かなかった数字が、計測を直した時点で見え方から変わるケースは実際にあります。

よくある質問

Q サブドメイン同士(www と shop)でも設定は必要ですか?

Googleのヘルプでは、サブドメインにもこの設定が推奨されています。ユーザーがサイトの1つのサブドメインから、別のCookieドメインを使う別のサブドメインに移動すると自己参照が表示される可能性があるためです。あわせて、すべてのページに測定コードが入っているか、Cookieドメインの設定がサブドメイン間で揃っているかも確認してください。

Q 設定したのにURLに_glが付きません。

まず管理画面で設定したドメインと、実際のリンク先ドメインが一致しているかを確認してください。一致している場合は、遷移がJavaScriptで発生している、またはページ内の他のスクリプトがイベントの伝播を止めている可能性があります。チャットツールやポップアップを一時的に無効にして再確認すると切り分けられます。

Q 予約システム側にタグを入れられません。どうすればいいですか?

タグを入れられない場合、そのドメインでの行動は計測できません。現実的な代替は、自社ドメイン側で「予約システムへ進んだ」ことをイベントとして計測し、それを中間指標として扱う方法です。実際の予約数は予約システムの管理画面で数え、両者を突き合わせて転換率を把握する運用にします。広告の最適化では、この中間指標を使う設計も選択肢になります。

Q 設定を直したらセッション数が減りました。問題ですか?

問題ではありません。設定前はドメインをまたぐたびに新しいIDが設定され、1人の1セッションが2人の2セッションとして数えられていました。設定後はその重複が解消されるため、数値は下がります。集客が悪化したわけではないので、変更日と理由をあわせて社内に共有してください。

Q iframeで別ドメインの予約画面を埋め込んでいる場合は?

リンクのクリックが発生しないため、管理画面の設定だけでは引き継がれません。Googleのヘルプでは、カスタムな実装が必要なケースとして、gtag.jsのgetおよびsetコマンドを使ってドメイン間のID引き継ぎを手動でセットアップする方法が案内されています。実装を伴うため、開発者と一緒に進めてください。

Q 設定は過去のデータにも反映されますか?

反映されません。設定した日以降に取得したデータにのみ効きます。前後比較をする場合は、変更日を基準に期間を分けて見てください。変更日を記録していないと、他の施策の影響と混ざって評価できなくなります。

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