この記事でわかること

  • 停止なのか、別の理由で表示されないのかの見分け方
  • 停止につながりやすい登録内容と、確認する場所
  • 公式ヘルプに沿った再審査請求の5つの手順
  • 事業の実在を示す書類と、60分以内に送る必要がある点
  • 新規プロフィールの作り直しなど、やってはいけない対応
  • 復旧するまでの間の集客を保つ考え方

「ある日突然、Googleマップから自社の店舗情報が消えた」「ビジネスプロフィールの管理画面に『停止』と出ている」。店舗や事務所の集客を地図検索に頼っている会社にとって、これは電話や来店の入口が止まるに等しい出来事です。慌てて新しいプロフィールを作り直したり、同じ内容で何度も申請したりすると、かえって復旧が遠のくことがあります。この記事では、Googleビジネスプロフィールが停止されたときに確認する順番、再審査請求の手順、やってはいけないことを、Google公式ヘルプをもとに整理します。

結論:原因を決めつけず、公式の再審査請求ツールで状態を確認する

結論1:停止の原因は、ビジネス情報の登録内容がGoogleのガイドラインに合っていないことです。「システムの不具合」と決めつける前に、自分の登録内容を見直します。
結論2:復旧の入口は、Googleが用意している再審査請求ツールです。プロフィールに関連付けたアカウントでログインし、状態と理由を確認します。
結論3:再審査請求では、事業の実在を示す書類(登録証、公共料金の請求書など)を、事業名・住所がプロフィールと一致する形で出します。
結論4:審査中に、同じビジネスの新しいプロフィールを作ってはいけません。
結論5:復旧を待つ間も集客が止まらないよう、地図検索以外の入口を持っておきます。

Googleの公式ヘルプも、ガイドラインに従っていないプロフィールは停止または無効化される場合があり、ポリシー違反でアカウントが制限されると、管理するプロフィールの掲載が止まり、新規作成や他のプロフィールの登録もできなくなると説明しています。(出典:停止または無効化されたプロフィールを修正する|Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

最初に確かめる:停止なのか、別の理由で表示されないのか

地図検索に自社が出てこないとき、原因が必ず「停止」とは限りません。次の3点で切り分けます。

  • 管理画面に停止や制限の通知が出ているか:停止の場合は、プロフィールの管理画面や登録メールアドレス宛に通知が届きます。通知が無いのに出ない場合は、検索語や位置、競合の順位変動といった別の理由を疑います。
  • プロフィール全体が消えたのか、一部の情報だけ変わったのか:名称や住所の変更提案が承認されず、表示が変わっただけということもあります。
  • 自分のアカウントで見えているか:ログインした状態でプロフィールが見えても、検索結果に出ないなら、順位や表示条件の問題の可能性があります。

先に決めておくこと:復旧の連絡や書類のやり取りは、プロフィールの管理者本人が行います。担当者が複数いる場合は、誰がどのアカウントで申請するかを先に決めておくと、二重の申請を防げます。

停止につながる主な原因を整理する

停止の理由は、通知やツールに表示される内容で確認するのが確実です。そのうえで、一般に停止につながりやすいとされる登録内容を、自社の状態と照らし合わせます。ここでは他社の解説記事が挙げる例も参考にしています。(出典:Googleビジネスプロフィールが停止になる原因と再審査請求の方法|サングローブ)

疑う原因起きやすい状況確認する場所
ビジネス名に余計な情報が入っている地域名・キャッチコピー・サービス名を足して表示させようとしたプロフィールの「ビジネス名」。看板や名刺の表記と一致しているか
実在を確認しにくい住所私書箱、バーチャルオフィス、実際は無人の場所を登録した登録住所と、実際に顧客を迎える場所が同じか
店舗型ではない事業の登録訪問型・出張型の事業を、店舗のように登録したサービス提供エリアの設定になっているか
同じ住所・電話番号で複数登録屋号違いで重複して作成した地図上に自社の重複プロフィールがないか
不適切なカテゴリ・内容実態に合わないカテゴリ、宣伝色の強い説明文カテゴリ、説明文、投稿内容
口コミに関する違反お礼と引き換えに口コミを依頼した、自作自演が疑われる投稿があった口コミの依頼方法、社内の投稿状況
所有者・管理者の変更や情報の食い違い移転・屋号変更の後、情報を更新していない最新の住所・電話番号・営業時間とプロフィールの一致

これらは「必ずこれが原因になる」というものではなく、一般に注意すべき例です。実際の停止理由は、Googleの再審査請求ツールに表示される「管理措置の理由」と「違反したポリシー」で確認してください。

再審査請求の手順(公式ヘルプに沿って)

Googleの公式ヘルプが案内している流れは、次のとおりです。(出典:停止または無効化されたプロフィールを修正する|Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

  1. ガイドラインに合っているか、送信前に確認する:ローカル ビジネス情報のガイドラインに照らして、ビジネス名・住所・カテゴリ・説明文を直します。直さないまま申請しても、同じ結果になりがちです。
  2. 再審査請求ツールを開き、プロフィールに関連付けたアカウントでログインする:別のアカウントでは対象のプロフィールが選べません。
  3. 対象のプロフィールを選んで続行する:複数ある場合は、停止されたものを選びます。
  4. 制限の理由と違反したポリシーを確認し、再審査請求を送信する:表示された理由が、自分の想定と違っていないかも見ます。
  5. 必要に応じて証拠書類を提出する:事業の実在を示す書類を、案内に従って送ります。

申請前の確認チェックリスト

  • ビジネス名が、看板・名刺・契約書の屋号と一致しているか
  • 住所が、実際に顧客を迎える場所(または事業の所在地)か
  • 電話番号・営業時間・カテゴリが最新で、実態に合っているか
  • 書類に書かれた事業名・住所が、プロフィールの内容と一致しているか
  • 申請に使うアカウントが、プロフィールに関連付けたものか
  • 同じ住所・電話番号で、重複したプロフィールを作っていないか
  • 口コミの依頼方法に、見返りを付けるものがないか
  • 書類をすぐ出せる状態か(フォームを開いてから60分以内に送る必要がある)

公式ヘルプでは、証拠書類の例として、事業登録証、営業許可証、納税証明書、事業用の公共料金の請求書が挙げられ、書類の事業名と住所は再審査を請求するプロフィールと一致している必要があるとされています。また、書類はフォームを開いてから60分以内に送信すること、審査中は同じビジネスの新しいプロフィールを作らないことも明記されています。(出典:停止または無効化されたプロフィールを修正する|Google ビジネス プロフィール ヘルプ)結果はメールで通知され、再審査請求ツールでもステータス(送信済み、承認済み、不承認など)を確認できます。却下された場合は、元の申請に無かった証拠を加えて、追加の審査を請求できます。

審査にかかる期間:公式ヘルプには具体的な日数は書かれていません。他社の解説では数日から1週間程度とする例もありますが、あくまで目安です。重大な違反の場合は復旧できないこともあるとされるため、「待てば戻る」と決めつけず、結果の通知を確認してください。

やってはいけない対応と、停止を防ぐ運用

やってしまいがちな対応起きる問題代わりにすること
新しいプロフィールを作り直す審査中の作成は禁止されており、重複登録として問題が増える再審査請求の結果を待つ。却下なら追加の審査を請求する
何度も同じ内容で申請する状況が変わらず、却下が重なる原因になりうる登録内容を直してから申請する
ビジネス名に地域名やサービス名を足す実態と違う名称として、再び停止の原因になる看板・名刺と同じ正式な屋号だけを書く
口コミの数を急いで増やそうとする見返り付きの依頼や自作自演は、重大な違反につながる来店後のお願いは見返りなしで、自然な依頼にとどめる
引っ越し・屋号変更を放置する情報の食い違いが、確認の際の疑いを招く変更が決まった段階でプロフィールを更新し、記録を残す

注意:民間の「復旧代行」を名乗る業者に、アカウント情報を渡すのは避けてください。手順はGoogleの公式ツールで誰でも申請でき、必要なのは事業の実在を示す書類です。

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それでも復旧しないときの判断の目安

状況判断の目安
申請が「送信済み」のまま数日が経つ追加の操作はせず、メールの通知とツールのステータスを待つ。迷惑メールフォルダも確認する
「不承認」になった理由と書類の不足を見直し、元の申請に無かった証拠を加えて追加の審査を請求する
「再審査を請求できません」と出るアカウント自体の制限の可能性。マイアカウントの制限ページで状態を確認する
復旧まで時間がかかり、問い合わせが止まっている地図検索以外の入口(自社サイト、広告、SNS、既存顧客への連絡)で当面の問い合わせを確保する
登録内容のどこが問題か、自社では判断できないGoogleのヘルプコミュニティなど公式の窓口に加え、集客全体を見られる第三者に相談する

地図検索(MEO)をそもそもどう位置づけるかは、MEO対策(Googleビジネスプロフィール)とは?で、広告やSNSとの使い分けを含めて整理しています。

LnXの見解

ビジネスプロフィールの停止は、手順そのものは公式に用意されているので、ツールに沿えば自力で申請できます。難しいのは手順ではなく、復旧するまでの間、集客をどう保つかです。地図検索からの電話や来店が売上の大半を占めている店舗ほど、停止がそのまま売上の空白になります。

私たちは、特定の入口1つに集客を寄せすぎないことを、予防策として勧めています。地図検索、自社サイト、広告、SNS、既存顧客への連絡を、それぞれ「止まったときに代わりになるか」という視点で並べて見直すと、どこが弱いかが分かります。

こうした入口ごとの役割分担や優先順位は、日々の運用の中では決めにくい判断です。LnXのマーケティング顧問制度では、施策全体を見ながら、どの入口にどれだけ力を割くかを経営の数字から逆算して整理する支援を行っています。

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よくある質問

Q Googleビジネスプロフィールが停止されると、すぐに口コミも消えますか?

公式ヘルプには、停止時に口コミがどう扱われるかの詳細は記載されていません。復旧すれば掲載が戻る場合もあるため、まず再審査請求ツールで状態を確認してください。口コミの扱いを断定せず、公式の案内に沿って対応します。

Q 停止された場合、新しいプロフィールを作り直せば早く復旧しますか?

おすすめできません。公式ヘルプでは、審査中に同じビジネスの新しいプロフィールを作成しないよう案内されています。重複登録は新たな問題になり、復旧が遠のくおそれがあります。再審査請求の結果を待つか、却下された場合は追加の審査を請求してください。

Q 再審査請求にはどんな書類が必要ですか?

公式ヘルプでは、事業登録証、営業許可証、納税証明書、事業用の公共料金の請求書などが例として挙げられています。書類に記載された事業名と住所は、再審査を請求するプロフィールと一致している必要があります。また、書類はフォームを開いてから60分以内に送信する必要があります。

Q 審査にはどのくらい時間がかかりますか?

公式ヘルプには具体的な日数は書かれていません。他社の解説では数日から1週間程度とする例もありますが、目安にとどまります。結果はメールで通知され、再審査請求ツールでもステータスを確認できます。

Q 復旧を待つ間、集客はどうすればよいですか?

自社サイトの問い合わせ導線、広告、SNS、既存のお客様への連絡など、地図検索以外の入口で当面の問い合わせを確保します。特定の入口に集客を寄せすぎていないかを見直す機会にもなります。

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