この記事でわかること
- EFOツール7つ(formrun・GORILLA EFO・Gyro-n EFO・EFOcats・formy・SiTest・LnX)の比較表
- 公式ページで確認できた料金を「1フォーム・12か月」に並べ直した総額と、元が取れるCV件数の計算式
- 7つそれぞれの特徴・向いているケース・注意点(公式サイトのリンク付き)
- ツールを入れる前の確認、状況別の選び方、導入後に見る3つの指標、見積もり前の8項目
EFOツールは、月額ではなく「1フォームの12か月総額と契約条件」で選ぶ
結論から言うと、EFOツール(入力フォーム最適化ツール)の比較で最初に見るべきは、月額の安さではなく「初期費用を含めた12か月の総額」と「最低契約期間」です。住所の自動入力、エラーの即時表示、送信ボタンのブロックといった入力支援の機能は、どのツールもおおむね揃えています。差が出るのは、料金の単位(1フォームか、月間ユニークユーザー数か、プランか)と、契約の縛りです。
EFOツールを並べた記事では、ツールごとの機能、スマホ対応、A/Bテストの有無、分析レポート、サポート体制、導入方法(タグの貼り付けなど)が共通して比較されていました。この記事の比較表にも、それらは入れています。そのうえで、公式ページで確認できた料金を「1フォーム・12か月」に並べ直した表と、「何件コンバージョンが増えれば元が取れるか」の計算式を足しました。見積もりの前に、自社に必要かどうかを数字で判断できるようにするためです。
なお、フォーム離脱そのものの原因の見つけ方と直し方は、フォーム離脱を減らすには?入力率を上げるEFO改善方法|チェックリスト付きで扱っています。この記事は、その手当てを「ツールで行う場合にどれを選ぶか」の比較です。
EFOツールおすすめ7選の比較表
ここからは、公式ページが開けて内容を確認できたツールを並べます。掲載しているのは、2026年10月28日時点で各社の公式ページ(または提供元の製品ページ)を実際に開いて確認できた内容だけです。確認できなかった項目は「公開なし」または「記載なし」と書き、推測では埋めていません。
比較の前に。次の表の料金は、単位が揃っていません。formrunはフォーム作成サービスのプランとEFOアプリの組み合わせ、GORILLA EFOとEFOcatsは初期費用つきの月額、Gyro-n EFOは月間ユニークユーザー数に応じた月額です。金額の大小よりも、「何に対して課金されるか」を見てください。税表記も各社のページの書き方のままにしています。
| ツール(公式ページ) | 運営 | 公式ページで確認できた料金 | 契約期間・お試し | 入力支援・分析 |
|---|---|---|---|---|
| formrun | Basic Inc.(フッター表記) | FREEは0円。BEGINNER 3,880円/STARTER 14,980円/PROFESSIONAL 29,800円(単月契約、いずれも税抜)。EFOは追加アプリで1フォーム月3,000円(税抜)、使い放題は月30,000円(税抜) | 1か月ごとの自動更新。途中解約の払い戻しなし。有料プランは14日間の無料トライアル(各アカウント1回) | EFOはアプリ追加で利用。フォーム作成・回答管理が中心のサービス |
| GORILLA EFO | F-CODE, Inc.(フッター表記) | 初期費用30,000円、月額9,800円(1アカウント5フォームまで)。6フォーム目以降は2フォームごとに月5,000円。税表記なし | 6か月から、以降6か月ごとに更新 | フリガナ・住所の自動入力、送信ブロック、離脱ブロック、チャット風フォーム、A/Bテスト、期間・項目・ブラウザ別レポート(CSV出力) |
| Gyro-n EFO | Gyro-n Limited(フッター表記)。ニュース見出しに「株式会社ジャイロン」への社名変更の記載あり | 月額15,000円〜(税別)。月間ユニークユーザー数に応じて変動。初期費用は2フォームまで無料(3フォーム目以降は記載なし) | 最低6か月。1か月の無料トライアル(PC・スマートフォン各1フォーム) | 入力支援21機能、項目別離脱数・エラー発生率・入力時間の計測、A/Bテスト、MA連携(HubSpot・Pardot・Marketo・SATORI) |
| EFOcats (提供元の製品ページ) |
株式会社エフカフェ(製品の提供元として記載) | スマホサイト最適化プラン:初期費用330,000円・月額44,000円。スマホ・PC最適化プラン:初期費用440,000円・月額66,000円。税表記なし | 記載なし | タグ設置でスマホ向けのステップ型フォーム(既存フォームの編集不要)、住所自動入力、送信ブロック、期間・項目・デバイス別のログ解析 |
| formy | 株式会社リーピー(岐阜県岐阜市) | 月額6,600円(税込)。設置代行5,000円(税抜)、デザイン修正は目安10,000円〜 | 1か月単位の更新。30日間の無料トライアル。ページ上のボタンは「新規受付停止中」の表示 | 残り項目数の表示、郵便番号から住所、全角→半角変換、項目別の遷移数・エラー率・滞在秒数 |
| SiTest | グラッドキューブ(ページ記載) | 公開なし(料金は別ページへのリンクのみ。今回は金額を確認できず) | 2週間、全機能を無料で利用可 | 入力支援、フォームレポート、BtoBフォーム最適化(BFO)、SiTest SMARTフォーム。ヒートマップ・A/Bテストも同じサービス内 |
| LnX合同会社 (ツールではなく広告・LP・計測の支援) |
LnX合同会社(東京都渋谷区) | EFOツールの提供なし。広告運用代行の手数料は広告出稿額の20%(出稿額50万円未満は月10万円・税込)。簡易LP制作は10万円〜 | 最低契約期間6か月。資料請求・無料相談は無料 | LP制作・改善、GA4・タグ・コンバージョン計測の構築、広告の運用とレポート |
※ 各社の情報は2026年10月28日に公式ページを確認したものです。料金・機能は改定される可能性があるため、導入前に必ず各社にご確認ください。順位付けは行っておらず、掲載順は優劣を示すものではありません。EFO CUBE・エフトラEFOは公式ページを取得できなかったため掲載していません。
当社の位置づけも、他社と同じ粒度で書いておきます。当社は、EFOツールを提供してはいません。広告運用代行のページ(ad-lp)に記載しているのは、LP制作・改善(簡易LPは10万円〜)、GA4・各媒体のタグ・コンバージョン計測の構築、広告の運用とレポートです。フォーム周りの改善を単独で受けるメニューや、EFOツールの導入設定をどこまで対応するかはページに記載がなく、個別にご相談いただく形になります。他社の提案書や見積もりを並べた状態でのご相談も歓迎です。
7つそれぞれの特徴を個別に見る
表だけでは、各ツールが何に強く、どこから先は別の手当てが必要になるのかまでは分かりません。ここからは1つずつ、公式ページで確認できた特徴・向いているケース・注意点を整理します。繰り返しになりますが、順位ではありません。
formrun
公式サイト:https://form.run/ / サービスページ:formrun 料金プラン
formrunは、フォームの作成と回答の管理を行うサービスで、EFOは追加アプリとして案内されています。料金ページでは、EFOアプリが1フォームあたり月3,000円(税抜)、フォームの数を気にせず使える場合は月30,000円(税抜)とされています。フォームを作るサービスのプランは、FREEが0円、年間契約の月額換算でBEGINNER 2,980円、STARTER 12,980円、PROFESSIONAL 25,800円(単月契約はそれぞれ3,880円・14,980円・29,800円、いずれも税抜)です。
契約は1か月ごとの自動更新で、途中で解約しても払い戻しはないと記載されています。有料プランは各アカウント1回限り、14日間の無料トライアルがあります。なお、BEGINNERのフォーム作成数は、プラン概要では5個、機能比較表の詳細では1フォームと記載が食い違っていました。
向いているケース:問い合わせの受付や回答の管理もまとめて整えたい。1フォームから、月3,000円(税抜)で試したい。
注意点:EFOは追加アプリのため、有料プランに標準で含まれるかは今回のページでは判断できませんでした。自社の既存フォームに後付けする使い方ができるかも確認できていないため、申し込み前に確認してください。
GORILLA EFO
公式サイト:https://gorilla-efo.com/ / サービスページ:GORILLA EFO(トップページが製品ページ)
GORILLA EFOは、初期費用30,000円・月額9,800円で、1アカウント5フォームまで同じ料金という分かりやすい料金体系です。6フォーム目以降は、2フォーム追加ごとに月5,000円とされています。入力補助としては、名前からのフリガナ自動入力、郵便番号からの住所自動入力、メールアドレスのドメイン候補の表示があり、送信まわりでは、必須項目の未入力や入力ミスがあると送信できなくするサブミットブロック、リアルタイムのアラート、離脱ブロックが挙げられています。
そのほか、残りの入力項目数の表示、チャット風フォーム、スマートフォン用キーボードの切り替えのほか、AパターンとBパターンで異なる機能を組み合わせて検証するA/Bテストもあります。レポートは期間別・項目別・ブラウザ別・A/Bテスト別で、CSV出力に対応しています。契約は6か月からで、以降は6か月ごとの更新です。
向いているケース:1〜5フォームを、定額の初期費用と月額でまとめて最適化したい。A/Bテストまで同じツールで行いたい。
注意点:最低契約が6か月のため、効果が出なくても半年分の費用が先に決まります。税込・税抜の表記は、取得したページに記載がありませんでした。
Gyro-n EFO
公式サイト:https://gyro-n.com/efo/ / サービスページ:Gyro-n EFO
Gyro-n EFOは、月額15,000円〜(税別)で、月間のユニークユーザー数に応じて金額が変わる料金体系です。初期費用は2フォームまで無料と記載され、フォーム数の制限や、デバイスごとの追加料金はないとされています。入力支援は21機能で、形式エラーの送信前表示、住所・フリガナの補完、文字種の自動変換、条件に応じた必須項目の出し分けなどが挙げられています。ログ解析では、項目別の離脱数、エラー発生率、入力時間が計測できます。
HubSpot・Pardot・Marketo・SATORIといったMAツールとの連携や、SPA(シングルページアプリケーション)のフォームへの対応も記載されています。最低利用期間は6か月で、1か月の無料トライアル(PC・スマートフォンそれぞれ1フォーム)があります。ページのニュース見出しには、10月1日付で「株式会社ジャイロン」に社名変更したという記載があり、フッターの表記(Gyro-n Limited)と並んでいました。
向いているケース:MAツールとフォームのデータをつなげたい。フォーム数が多く、1フォームあたりの料金を気にしたくない。
注意点:月額は月間ユニークユーザー数で変わるため、自社の数字で見積もりが必要です。初期費用の税表記や、3フォーム目以降の費用は記載がありませんでした。
EFOcats
公式サイト:公式のトップページは今回確認できていません。 / サービスページ:EFOcats 製品ページ(meetsmore掲載)
EFOcatsは、タグを設置するだけで、スマートフォン向けのステップ型フォーム(1画面に少ない項目を表示して進める形式)を作れると紹介されています。既存のフォームを編集する必要はないとされ、住所の自動入力、誤入力のアラート、進捗度の表示、送信ブロック、入力成功のサインといった入力サポートに加え、期間別・項目別・デバイス別のログ解析があります。提供元として記載されていたのは株式会社エフカフェです。
料金は、スマートフォンサイト最適化プランが初期費用330,000円・月額44,000円、スマートフォン・PCサイト最適化プランが初期費用440,000円・月額66,000円です。契約期間と税表記は、ページに記載がありませんでした。
向いているケース:スマホからの申込みが大半で、フォームの見た目ごと、ステップ型に作り替えたい。
注意点:初期費用が他のツールより大きく、契約期間が確認できていません。会社の所在地・公式サイトのURLも今回は確認できていないため、見積もり時に契約条件を必ず確認してください。
formy
公式サイト:https://formy.jp/ / サービスページ:formy(トップページが製品ページ)
formyは、岐阜県岐阜市の株式会社リーピーが運営するEFOツールで、月額6,600円(税込)と、今回の比較では月額が低い部類です。設置代行は5,000円(税抜)、デザイン修正は目安10,000円〜とされています。入力画面では、必須項目の残り数の表示、郵便番号からの住所の自動入力(市区町村まで)、全角から半角への自動変換、ハイフンや末尾スペースの自動削除があります。管理画面では、項目ごとの遷移数・エラー表示数・滞在秒数、確認画面から完了画面へのコンバージョン数が見られ、期間を指定してCSVで取り出せます。
契約は1か月単位の更新で、30日間の無料トライアルがあります。ただし、取得したページの申込ボタンには「新規受付停止中」と表示されていました。現在新規で申し込めるかは、この記事の確認だけでは分かりません。
向いているケース:1か月単位の契約で、低い月額から試したい。項目別のエラー率と滞在秒数を見たい。
注意点:新規受付の可否は公式に確認が必要です。A/Bテストやスマホ専用のステップ型フォームの記載は、取得したページでは確認できませんでした。
SiTest
公式サイト:https://sitest.jp/ / サービスページ:SiTest(トップページが製品ページ)
SiTestは、グラッドキューブが提供する、サイトの分析とA/Bテストのサービスで、EFO関連では「フォームの離脱率を計測し、入力支援で改善する」機能が案内されています。関連機能として、入力支援、フォームレポート、BtoBフォーム最適化(BFO)、SiTest SMARTフォームが並んでいます。EFOだけのツールではなく、ヒートマップやA/Bテストと同じサービスの中で、フォームの離脱も見る位置づけです。ヒートマップについてはヒートマップツールおすすめ6選|保存期間と上限比較でも触れています。
料金は取得したページに金額がなく、プランのページへのリンクのみでした。確認できたのは、申し込み時に開始のタイミングを選べる、2週間・全機能の無料トライアルです。会社の所在地や、フォームレポートの詳細な項目は、取得したページに記載がありませんでした。
向いているケース:ヒートマップとA/Bテストを使いつつ、フォームの離脱も同じ画面で見たい。
注意点:料金が確認できていないため、他のツールと同じ条件で比べるには見積もりが必要です。トライアルが2週間なので、見たいフォームと指標を決めてから申し込むのが安全です。
LnX合同会社
公式サイト:https://lnx.co.jp/ / サービスページ:Web広告運用代行(ad-lp)
当社は、EFOツールを提供する会社ではありません。ここに並べたのは、ツールを入れる前後の「広告からフォームまでの設計と計測」を見る側だからです。広告運用代行のページには、LP制作・改善、GA4や各媒体のタグ・コンバージョン計測の構築、配信・運用・レポーティングが支援内容として書かれています。簡易LPの制作費は10万円〜です。
料金は、運用手数料が広告出稿額の20%(出稿額が50万円に満たない場合は月10万円・税込)で、広告費の最低出稿額は設けていません。最低契約期間は6か月です。Meta広告のみ・新規契約限定のスタートプランは、運用手数料が月額33,000円(税込)〜です。EFOツールの導入設定やフォームの分析だけを単独で受けるメニューは、ページに記載していません。
向いているケース:広告費をかけて集めた流入が、LPやフォームで止まっていないかを、広告と計測まで含めて整えたい。
注意点:EFOツールの設定だけを依頼したい場合は、対応可否を先にご相談ください。スタートプランはMeta広告のみ・新規契約限定です。
公開料金を「1フォーム・12か月」に並べ直し、元が取れる件数を計算する
比較表の料金は、単位がバラバラで並べにくいため、公式ページに書かれた金額だけで「1フォームを12か月使った場合の総額」に計算し直しました。税表記は各社のページの表記のままで、単純な足し算です。実際の金額は見積もりで変わるため、目安としてご覧ください。
| ツール | 12か月の計算(公開値のみ) | 12か月総額 | 月あたり換算 |
|---|---|---|---|
| formrun(FREE+EFOアプリ) | 3,000円×12か月(税抜) | 36,000円 | 3,000円 |
| formy | 6,600円×12か月(税込) | 79,200円 | 6,600円 |
| GORILLA EFO | 初期30,000円+9,800円×12か月(税表記なし) | 147,600円 | 12,300円 |
| Gyro-n EFO | 15,000円×12か月(税別。UU数で変動するため「〜」) | 180,000円〜 | 15,000円〜 |
| EFOcats(スマホ最適化) | 初期330,000円+44,000円×12か月(税表記なし) | 858,000円 | 約71,500円 |
| EFOcats(スマホ・PC最適化) | 初期440,000円+66,000円×12か月(税表記なし) | 1,232,000円 | 約102,700円 |
| SiTest | 公開なし | 確認できず | 確認できず |
他社相場の記事では、EFOツールの月額は「1〜5万円程度が目安」とされています。(出典:EFOツール比較記事(FAQ「月額の目安」)|ITトレンド)上の表でも、最低契約期間が6か月以上のツール(GORILLA EFO・Gyro-n EFO)は、効果が出なかった場合でも最初の半年分が決まる点に注意が必要です。
次に、「何件、コンバージョンが増えれば元が取れるか」を計算します。ここでは仮に、1件のコンバージョンあたりの粗利を1万円とします。これは計算のための仮置きで、実際の粗利は自社の数字に置き換えてください。式は「月あたり換算 ÷ 1件あたりの粗利」です。
| ツール | 月あたり換算 | 元が取れるのに必要な追加CV(粗利1万円/件の仮置き) |
|---|---|---|
| formrun(FREE+EFOアプリ) | 3,000円 | 月0.3件 |
| formy | 6,600円 | 月0.7件 |
| GORILLA EFO | 12,300円 | 月1.2件 |
| Gyro-n EFO | 15,000円〜 | 月1.5件〜 |
| EFOcats(スマホ最適化) | 約71,500円 | 月7.2件 |
| EFOcats(スマホ・PC最適化) | 約102,700円 | 月10.3件 |
この件数が現実的かどうかは、「フォームまで来た人の数」×「完了率の改善幅」で見ます。たとえば、月にフォームの入力画面まで来る人が200人、いまの完了率が20%だとします。EFOで完了率が4ポイント上がって24%になれば、200人×0.04=月8件の増加です。これも仮置きの数字ですが、フォームに来る人が月50人なら、同じ4ポイントでも増えるのは2件です。月額が高いツールほど、フォームまで来る人の数が少ないと元が取りにくくなります。まず自社のフォーム到達者数をGA4で確認してください(計測の方法はフォームの離脱はどこで起きている?GA4でフォーム入力を計測する設計手順で整理しています)。
ツールを入れる前に、項目を減らすだけで足りないかを確認する
EFOツールは、入力のしやすさを整える道具です。「そもそも聞きすぎている」フォームは、ツールで入力を楽にしても、項目が多いことは変わりません。申し込みや問い合わせに本当に必要な項目だけに絞るほうが、費用がかからず、効果も出やすいことがあります。次の3つを先に確認してください。
| 先に確認すること | 見る場所 | ツールが要らない可能性が高い状態 |
|---|---|---|
| 項目の数 | フォームの項目一覧 | 任意項目や、その場では使わない項目が残っている |
| フォームに来る人の数 | GA4のフォームページの表示数 | 月数十人以下で、改善の効果を測りにくい |
| 離脱の位置 | GA4のイベント、またはヒートマップの録画 | フォーム以前(ボタン押下前)で離れている |
3つ目が特に大切です。フォームに到達する前に離れている場合は、直すのはLPの訴求やCTAで、EFOではありません。LPの見直しはLPのCTA設計|ボタン文言・配置・追従バーで問い合わせを増やす実践手順が参考になります。
自社の状況別に、合うツールのタイプを選ぶ
| 自社の状況 | 合いやすい選び方 | 今回の例 |
|---|---|---|
| フォームが1つ。まず低い月額で試したい | 1か月更新で、月額が小さいもの | formrun(EFOアプリ)、formy(新規受付の確認が必要) |
| フォームが2〜5つ。A/Bテストもしたい | 複数フォームが同一料金で、A/Bテストを含むもの | GORILLA EFO |
| MAツールとフォームのデータをつなげたい | MA連携が公式に記載されているもの | Gyro-n EFO |
| スマホからの申込みが大半で、フォームの形ごと変えたい | スマホ向けのステップ型フォームを作れるもの | EFOcats |
| ヒートマップやA/Bテストと一緒に見たい | 分析サービスの一機能として使えるもの | SiTest |
| 広告・LP・計測をまとめて設計したい | 運用する会社に相談する | LnX(条件あり) |
最初に選ぶ1つは、「やめても損が小さいもの」がおすすめです。無料トライアルがあるツール(formrun 14日、formy 30日、Gyro-n EFO 1か月、SiTest 2週間)では、トライアル期間内に確認する指標を先に決めておくと、判断がぶれません。
入れた後に見る指標と、1か月の進め方
導入後に見るのは、次の3つだけで十分です。当社の考え方では、これ以上増やすと、見る人が疲れて続かなくなります。
| 見る指標 | どう使うか |
|---|---|
| 項目別の離脱数・エラー率 | 数値が突出している1項目だけを直す(入力例の追加、形式の許容幅を広げるなど) |
| 確認画面から完了画面への到達率 | 確認画面で離れていれば、ボタン文言や注意書きを見直す |
| フォーム全体の完了率(GA4) | ツール導入前の同じ期間と比べ、改善の幅を計算式に当てはめて元が取れたか確認する |
進め方は、第1週にツールを入れて現状の数字を取り、第2〜3週は直す箇所を1つに絞り、第4週に導入前と比べるという流れです。複数の項目を同時に直すと、何が効いたのか分からなくなります。トライアル期間が2週間のツールは、第1〜2週で現状の数字を取り切る必要がある点にご注意ください。
見積もりを取る前に確認する8項目
EFOツール導入前の確認8項目
- 課金の単位は何か(フォーム数・ユーザー数・プラン)。自社の数字で月額はいくらになるか
- 初期費用と、税込・税抜の別。設置やデザイン修正を依頼した場合の追加費用は何か
- 最低契約期間と、期間内の解約の扱い(払い戻しの有無)
- 自社の既存フォームにタグで後付けできるか、フォーム自体の作り替えが必要か
- スマホ表示に対応しているか。PCとスマホで料金が変わるか
- 項目別の離脱・エラーの数字を、いつまでさかのぼって見られるか。CSVで取り出せるか
- フォームに入力されたデータをどこに保管するか。個人情報の取り扱いの説明はあるか
- トライアル期間内に、自社のフォームで何を確認するか(指標と合格ラインを決めたか)
個人情報の取り扱いやプライバシーポリシーへの記載などの個別の判断は、弁護士等の専門家にご確認ください。Cookieや計測タグの同意の考え方は同意モードv2は日本企業に必要か|判断基準とGTM設定で整理しています。
LnXの見解
EFOツールは、入れる前に「フォームまで来る人が何人いて、どこで離れているか」を数字で見ておくことが、費用対効果を決めると考えています。フォームに来る人が少ないうちは、月額が低いツールで十分なことが多く、反対にフォームまで来る人が増えてから、機能の多いツールを検討しても遅くありません。
当社の広告運用代行のページでは、簡易LP制作費10万円〜、運用手数料20%(出稿額50万円未満は月10万円)、Meta広告のみの新規契約向けスタートプラン月額33,000円(税込)〜、最低契約6か月という条件を公開しています。この条件は、広告・LP・計測をまとめて任せたい方に向いていますが、EFOツールの設定やフォーム分析だけを単独で依頼したい方には、最適とは限りません。その場合は、まず各社の無料トライアルで数字を取り、足りない点を具体的にしてからご相談ください。
他社の提案書や見積もりを並べた状態でのご相談も歓迎です。ツールの比較だけでなく、広告・LP・フォームをどの順番で直すかまで、一緒に整理します。
よくある質問
Q EFOツールの費用相場はいくらですか?
他社の比較記事では、月額1〜5万円程度が目安とされています。今回公式ページで確認できた料金は、formrunのEFOアプリが1フォーム月3,000円(税抜)、formyが月6,600円(税込)、GORILLA EFOが初期30,000円と月9,800円、Gyro-n EFOが月15,000円〜(税別)、EFOcatsが初期33万円〜と月4.4万円〜でした。単位や税表記が異なるため、1フォーム・12か月の総額に直して比べることをおすすめします。
Q EFOツールは、どんな会社に必要ですか?
フォームまで来る人が月に一定数いて、その途中で離れている会社です。当社の考え方では、フォームに来る人が月数十人以下の場合は、ツールの費用に対して改善件数が小さくなりやすいため、まず項目の削減やLPの改善を優先します。判断の目安は、記事内の計算式(月あたりの費用÷1件あたりの粗利)で確認できます。
Q 最低契約期間があるツールと、1か月更新のツールはどちらがよいですか?
最初は1か月更新、または無料トライアルのあるツールで試すほうが、やめるときの損が小さくなります。今回確認できた範囲では、formrunとformyが1か月単位の更新、GORILLA EFOとGyro-n EFOが6か月からの契約でした。効果が見えて、使い続ける前提になってから、複数フォームを同じ料金で使えるツールに切り替える方法もあります。
Q EFOツールを入れれば、必ずコンバージョンは増えますか?
必ず増えるとは言えません。EFOツールが直せるのは入力のしづらさによる離脱で、フォームに到達する前の離脱や、そもそもの訴求の弱さは直せません。導入前にGA4でフォームまでの到達数と離脱の位置を確認し、導入後に同じ期間の完了率と比べることで、効果があったかどうかを判断してください。
Q EFOツールと、ヒートマップツールは両方必要ですか?
役割が異なります。ヒートマップはページ全体のどこが読まれ、どこで離れているかを見るもので、EFOツールはフォームの項目ごとの離脱とエラーを見て、入力を助けるものです。まずフォームの手前で離れているかをヒートマップかGA4で見て、フォーム内で離れているとわかった場合にEFOを検討する順番が、無駄が出にくい進め方です。SiTestのように、同じサービスで両方を扱えるものもあります。
Q 公式ページで確認できなかったツールは、なぜ載せていないのですか?
EFO CUBEとエフトラEFOは、公式ページを取得できず、料金や契約条件を確認できなかったため掲載していません。この記事は、公式ページで確認できた内容だけを載せる方針で、確認できなかった項目は「公開なし」「記載なし」と書いています。掲載外のツールが劣るという意味ではありません。