この記事でわかること

  • 広告運用代行の業務範囲と、料金に含まれない作業
  • 料金体系4タイプと、広告費レンジ別の費用シミュレーション
  • 会社タイプ別(大手・中堅・専門特化・少額対応・フリーランス)の比較とLnXの位置づけ
  • 自社の広告費だと、どのタイプに頼むのが噛み合うのか
  • 選定で確認する7項目と、よくある失敗3つ
  • 発注から運用開始までの流れと、発注前チェックリスト

広告運用代行はどこまでやってくれるのか

広告運用代行とは、Google広告やMeta広告などの運用業務を外部に委託することです。ただし「運用」という言葉が指す範囲が会社によって違うため、まずここを揃えないと見積もりが比較できません。

工程 含まれることが多い 別料金になりやすい
アカウント設計・初期設定 初期費用として計上
キーワード・オーディエンス管理
入札調整・日々の運用
配信結果の分析・月次レポート 週次レポートや競合分析は追加
バナー・動画の制作
LP制作・改善
計測環境の構築(CVタグ・GA4連携) 会社による
訴求軸・CV導線の戦略設計 会社による

とくに注意したいのが、計測環境の構築が含まれるかどうかです。コンバージョン計測が正しく設定されていないと、費用対効果を数値で判断できません(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。見積もりに計測設計が入っているかは、金額の前に確認してください。

「広告費の20%」という表記だけで判断しないでください。初期費用、クリエイティブ制作費、最低手数料まで含めた総コストで比較する必要があります(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。同じ「月100万円の広告運用」でも、代理店によって請求額が10〜30万円と差が出ます(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。

料金体系4タイプと費用相場

広告運用代行の料金は、大きく4つの体系に分かれます。

料金体系 相場 向いているケース
手数料率型 広告費の15〜20% 広告費が変動する。運用に裁量を委ねたい
固定報酬型 月10〜50万円 予算を固定したい。少額運用
成果報酬型 CV1件3〜10万円/売上の5〜15% 成果に連動させたい
ハイブリッド型 固定+成果の組み合わせ 安定と成果の両立

もっとも一般的なのが手数料率型で、広告費に一定率を掛けた額が運用代行費になります(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。「広告費の20%」が業界標準とされ、多くの代理店がこれに加えて初期費用(5万〜30万円)や最低手数料(月5万〜10万円)を設定しています(出典:広告運用代行会社おすすめ15選|選び方・実績・費用を徹底比較【2026年版】|ピークスマーケティング)。初期費用を3〜10万円とする整理もあり、無料としている会社もあります(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。

広告費レンジ別の費用シミュレーション

手数料率20%を前提に、月の広告費と総コストの関係を並べます(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。

月の広告費 運用代行費(20%) 月額の総コスト 狙える範囲の目安
20万円 4万円(最低手数料5万円が適用される場合あり) 25〜30万円 顕在層の刈り取り中心
50万円 10万円 60万円 顕在〜準顕在層
100万円 20万円 120万円 準顕在層の開拓を含む
200万円〜 40万円〜 240万円〜 潜在層への認知拡大を含む

広告費が小さいうちは、手数料率型だと最低手数料に届かず割高になります。この帯は固定報酬型のほうが総額を抑えられる場合があります(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。月額広告費20万円以下では、最低手数料の下限によって実質的な手数料率が25〜30%に跳ね上がる点は、あらかじめ計算しておいてください。

制作費は別枠で見込む

クリエイティブ制作費は別料金になりやすい費用です。バナー制作が1点3〜10万円、動画制作が10〜50万円、LP制作が30〜100万円が目安とされています(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。広告は配信面だけでなくクリエイティブとLPで成果が変わるため、ここを含めた総額で見積もりを比べてください。

会社タイプ別の比較

同じ広告運用代行でも、依頼先のタイプによって手数料水準と得意領域が変わります。費用だけでなく、自社の広告費規模から見て「相手にとってどの位置づけの客になるか」を冷静に見ることが重要です。

タイプ 手数料の目安 噛み合う広告費 特徴と注意点
総合大手 広告費の15〜20% 月500万円以上 大型予算・複数媒体・ブランド広告に強い。少額だと担当の優先度が下がりやすい
中堅の運用専業 20%前後 月100〜300万円 運用力と伴走の密度のバランスがよい。最低出稿額が設定されていることが多い
専門特化
(媒体・業種)
20%前後 月50〜300万円 特定媒体・業種の実績が厚い。対応範囲が狭いことがある
少額・中小特化 月5万〜10万円の固定+率 月10〜100万円 小さく始められる。制作や戦略設計まで含むかは要確認
フリーランス 10〜20%または月額固定 制限なしのことが多い 手数料は抑えられるが、体制・継続性・制作対応に限界が出る場合がある
LnX合同会社
(広告運用代行)
広告出稿金額の20%
(出稿50万円未満は月10万円/税込)
月10万円〜 Meta広告・Google広告を中心に対応。代表が直接関わる体制で、SNS運用・SEO/AI最適化など他チャネルもあわせて相談可能。最低契約期間6ヶ月、広告費は別途、クリエイティブ制作は別途見積り

手数料率の水準は、大手代理店で広告費の15〜20%、中小・専門代理店で20%前後、フリーランスで10〜20%と整理されています(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。ここで重要なのは、率の差より「自社の広告費が相手の中でどの位置か」です。月予算1,000万円未満の案件を大手に依頼すると、人件費と売上規模が釣り合わず、経験の浅い担当者がアサインされるケースが多いという指摘もあります(出典:広告運用代行会社おすすめ15選|選び方・実績・費用を徹底比較【2026年版】|ピークスマーケティング)。

パーソナルジムのMETA広告で獲得した体験会参加の実績と、配信したクリエイティブの例
体験会参加CPA 10,000円(大阪の完全個室ジム、新規開業に合わせたMETA広告の立ち上げ/運用初月)。認知ゼロの状態からの立ち上げで、訴求とクリエイティブを絞って配信した結果です。出典:LnX合同会社 支援実績(事例詳細はこちら

当社の位置づけを正直に書いておきます。LnXは「少額・中小特化」と「専門特化」の中間にあたります。広告出稿金額が50万円に満たない場合は月10万円(税込)の手数料となるため、月10万円台の広告費から始められる一方、数千万円規模のブランド広告や、多媒体を同時に大きく回す案件は総合大手のほうが噛み合います。自社が噛み合わない案件は、その旨をお伝えしています。まずは無料相談で、そもそも広告が最適な手段かどうかからお話しします。

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広告費レンジ別・どこに頼むのが合うか

月の広告費 噛み合う依頼先 この帯で起きやすいこと
〜20万円 少額特化・フリーランス/固定報酬型 最低手数料で実質25〜30%になる。手数料負けしていないか要確認
20〜50万円 少額・中小特化/専門特化 媒体を絞らないと学習が溜まらず、どれも中途半端になる
50〜200万円 中堅の運用専業/専門特化 運用の巧拙が獲得単価に直結し始める。担当者の実力差が出る
200〜500万円 中堅の運用専業/総合大手 クリエイティブの制作量が成果を決める。制作体制の有無が効く
500万円〜 総合大手/複数社の併用 媒体横断の戦略設計と、ブランド広告の設計が必要になる

広告費が大きくなるほど、運用の巧拙が獲得単価に効くため、手数料率が多少高くても成果を出せる代理店を選ぶ価値が上がります(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。逆に少額の帯では、手数料率よりも「最低手数料がいくらか」「固定報酬型を選べるか」のほうが総額に効きます。

選定で確認する7項目

提案を受けたら、この7つを聞く

  • 実績の中身:自社の業種・目的に近い運用実績があるか。媒体と業種で確認する
  • 担当体制:誰が運用するのか。担当者1人あたりの案件数と、レビュー体制はあるか
  • アカウントの名義:自社名義で開設・開示してもらえるか(解約時にデータが残るか)
  • 見積もりの内訳:初期費用・制作費・最低手数料が分かれて書かれているか
  • 計測環境:CV計測タグとGA4連携の構築が依頼範囲に含まれるか
  • 追う指標:手数料率ではなく、獲得単価(CPA)やROASまで見ているか
  • 契約条件:最低契約期間の縛りと、途中解約時の扱い

このうち、発注後にいちばん響くのがアカウントの名義です。代理店名義のアカウントで運用していると、解約時に配信データも学習も引き継げません。課金するアカウントは自社名義で開設し、代理店には権限を付与する形にしておくだけで、終了時のリスクはほとんど消えます。費用も手間もかからない対策です。

見積もりは複数社から、同じ条件で取ってください。対応範囲がそろっていない見積もりを金額だけで比べると、安い会社が実は範囲が狭かった、ということが起こります(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。渡す情報は、月の広告費、商材と単価、許容CPA、これまでの配信データ、社内で用意できる素材の5点で足ります。

よくある失敗3つ

1

手数料の安さだけで選ぶ

安価なプランでありがちなのは、自動入札のツール任せで運用の手が入らない、汎用の設定を使い回す、レポートが数値の羅列だけで改善提案がない、といった運用です(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。手数料が安くても獲得単価が下がらなければ、総コストでは高くつきます。

手数料率ではなく、CPAとROASで評価する
2

広告とLP・クリエイティブが連動していない

配信だけを切り出して外注すると、クリックは集まってもLPで落ちる状態が続きます。訴求軸の設計が弱いまま広告を回しても、問い合わせや受注にはつながりにくいという指摘は各社に共通しています(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。誰に何を訴求するかを決めるのは、配信設定とは別の仕事です。

3

丸投げで立ち上げ期間が伸びる

目標CV数と許容CPAを決めないまま契約すると、代理店が手探りで運用する期間が長くなり、成果が出るまでの広告費がかさみます(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。自社の強みや競合との違いは、代理店が外から作れない一次情報です。ここを渡せるほど立ち上がりが早くなります。

「おまかせします」がいちばん高くつく

発注から運用開始までの流れ

ステップ やること 発注側の準備
1. 問い合わせ・ヒアリング 事業内容・目標・予算・課題の共有 目標CV数と許容CPAを決めておく
2. 提案・見積もり 運用方針と金額の提示 手数料体系・初期費用・制作費・計測範囲・契約期間を確認
3. 契約 契約書の締結 アカウント名義と解約時の移管条件を明記
4. 立ち上げ アカウント設計・計測構築・初期クリエイティブ 素材(写真・実績・言い回し)を渡す
5. 配信開始・改善 日次〜週次の調整、月次レポートと改善提案 受注データを戻し、CV定義を見直す

この流れの中で、初回ヒアリングの質と計測環境の構築が、その後の費用対効果を大きく左右します(出典:広告運用代行の費用相場|手数料20%は妥当?料金体系4タイプと選び方【2026年】|ローカルマーケティングパートナーズ)。提案段階で「何を成果とし、どう計測するか」まで具体的に示せる会社かどうかを見ておくと、契約後のミスマッチを避けられます。

発注前チェックリスト

そのまま社内共有できる項目

【自社で決めておく】

  • 月の広告費の上限を決めた
  • 目標CV数と許容CPAを数字で出した
  • 成果の定義(問い合わせか、受注か)を1つに絞った
  • 社内で用意できる素材と、依頼する制作物を切り分けた

【見積もりを取るとき】

  • 全社に同じ前提(広告費・商材・許容CPA・既存データ)を渡した
  • 初期費用・制作費・最低手数料が内訳で書かれているか確認した
  • 計測環境の構築が範囲に含まれるか確認した
  • 最低手数料の適用条件と、その場合の実質手数料率を計算した

【契約前に詰める】

  • 広告アカウントを自社名義で開設・開示できるか確認した
  • 担当者と体制、レビューの有無を確認した
  • 最低契約期間と途中解約の扱いを確認した
  • レポートの頻度と、改善提案が含まれるかを確認した

全部は埋まらなくてかまいません。優先度が高いのは、許容CPA、アカウント名義、計測環境の3つです。この3つだけ押さえておけば、金額の読み違えと、解約時に何も残らない事態は避けられます。

LnXの見解

広告運用代行の比較記事は世の中に大量にありますが、読んでも決められないのは、たいてい「自社の広告費だと、その会社にとってどういう客なのか」が書かれていないからです。手数料率は各社ほぼ横並びで20%前後です。差が出るのは、率ではなく、誰が何時間その案件に使うかです。月100万円の予算で大手に頼めば、月1,000万円のクライアントに優先順位を譲ることになります。逆に、数千万円規模の多媒体案件を少人数の会社に投げても、体制が持ちません。

当社について正直に書くと、LnXが噛み合うのは月10万円〜数百万円の帯です。広告出稿金額が50万円に満たない場合は月10万円(税込)、50万円以上は出稿額の20%という手数料体系で、最低契約期間は6ヶ月としています。広告は配信データが溜まるほど判断の精度が上がるため、成果を正しく評価できる期間を確保する趣旨です。対応媒体はMeta広告とGoogle広告(リスティング/ディスプレイ)が中心で、クリエイティブ制作は別途お見積りになります。

そして、相談をいただいたときに最初に確認するのは、そもそも広告が最適な手段かどうかです。商材によっては、広告を足すより既存のLPやフォームを直すほうが、同じ費用で問い合わせが増えます。無料相談ではその判断からお話ししますし、他社の提案書や見積もりを並べた状態でのご相談も歓迎です。自社が噛み合わないと判断した場合は、その理由もあわせてお伝えします。

よくある質問

Q 広告費はいくらから依頼できますか?

会社によりますが、多くの代理店は最低手数料(月5万〜10万円程度)を設けているため、広告費が小さいと実質的な手数料率が上がります。月10万〜20万円の帯では、手数料率型より固定報酬型のほうが総額を抑えられることがあります。まずは自社の広告費に対して、実質何%を払うことになるかを計算してから比較してください。

Q 手数料20%は高いのでしょうか?

20%は業界の標準的な水準で、率だけでは高い・安いを判断できません。見るべきは、その運用で獲得できたCV数と獲得単価、ROASです。手数料率15%の会社と20%の会社があっても、20%側の運用で獲得単価が半分になるなら、総合的な費用対効果は20%側が高くなります。率は総コストの一要素にすぎません。

Q 契約期間の縛りはありますか?

会社によりますが、3〜6か月の最低契約期間を設けているところが多いです。広告は配信データが蓄積されるほど判断の精度が上がるため、成果を正しく評価できる期間を確保する趣旨です。重要なのは期間の長さより、途中解約時の扱いとアカウントの移管条件が契約書に書かれているかどうかです。

Q いま自社で運用しています。途中から依頼できますか?

可能です。既存アカウントを調査し、活かせる資産と作り直すべき箇所を切り分けてから進めるのが基本です。過去の配信データは学習の資産になるため、アカウントを引き継げるかどうかで立ち上がりの速さが変わります。移管の可否は、現在のアカウントが誰の名義かで決まるので、先に確認しておいてください。

Q バナーや動画の制作も頼めますか?

対応している会社は多いですが、制作費は運用手数料に含まれず別料金になるのが一般的です。目安としてバナー1点3〜10万円、動画10〜50万円、LP30〜100万円とされています。広告の成果はクリエイティブとLPで大きく変わるため、制作費も含めた総額で見積もりを比較してください。

Q 複数の代理店を比べるとき、何を揃えればよいですか?

月の広告費、商材と単価、許容CPA、これまでの配信データ、社内で用意できる素材の5点を、全社に同じ内容で渡してください。前提が揃っていない見積もりを金額だけで比べると、安い会社が実は対応範囲の狭い提案だった、ということが起こります。比較は月額ではなく、最低契約期間分の総額で行うのが実務的です。

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