この記事でわかること

  • 「顧問料は元が取れるのか」という疑問への向き合い方
  • 損益分岐を考えるための簡単な計算の考え方
  • 成果が出るまでの期間の目安
  • ROIを高めるための顧問の使い方

「元が取れるか」という疑問への向き合い方

マーケティング顧問の導入を検討する経営者が最終的に気にするのは、「月々の顧問料に見合うリターンが本当に得られるのか」という一点に尽きます。この疑問に対して、多くの支援会社は「成果には個社差がある」と説明するにとどまりますが、ここでは損益分岐の考え方という形で、判断材料になる思考の枠組みを示します。

注意:マーケティング顧問料は「成果を保証する対価」ではなく「意思決定・実行の質とスピードを高めるための人的サービスの対価」です。顧問料そのものが直接売上を生むわけではない点を前提として理解しておく必要があります。

損益分岐の考え方

損益分岐を考える際は、「顧問料+実行にかかる広告費等の実費」と「顧問導入によって増えると見込まれる粗利」を比較します。例えば、月額顧問料15万円のプランで、新規の問い合わせ・成約が月に数件増え、1件あたりの平均粗利が数万円〜数十万円の商材であれば、単月でも損益分岐を超えられる可能性があります。逆に、1件あたりの粗利が小さい薄利多売の商材の場合は、成約件数が大きく伸びない限り、顧問料の負担が重く感じられることになります。

プラン例月額目安損益分岐に必要な粗利増加
アドバイザリー(助言中心)8万円/月月8万円以上の粗利増加
グロース伴走(戦略+実行)15万円/月月15万円以上の粗利増加
マーケティング責任者相当30万円/月月30万円以上の粗利増加

成果が出るまでの期間の目安

契約初月は現状分析とKPI設計が中心となり、広告出稿やLP改修などの実行フェーズに入るのは2ヶ月目以降になることが一般的です。そのため、顧問料に見合うリターンが目に見え始めるまでには、最低でも3ヶ月程度の期間を見込んでおくのが現実的です。単月の収支だけで判断せず、3〜6ヶ月単位でのROIを見る視点が必要になります。

ROIを高める使い方

顧問料に対するリターンを最大化するためのポイント

  • 「戦略だけ」ではなく実行まで任せ、決定から着手までのタイムラグを減らす
  • 粗利率の高い商材・サービスへの導線を優先的に強化する
  • 成果指標(問い合わせ数・成約数・粗利)を毎月一緒に確認し、投資判断のサイクルを早める

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LnXの見解

ROIの議論で見落とされがちなのは、顧問を入れないことで発生している機会損失です。何から着手すべきか判断できないまま数ヶ月が過ぎることも、実質的なコストと言えます。LnXでは初回の無料相談時に、現状の粗利構造をもとにした簡易的な損益分岐イメージをお伝えするようにしています。

費用の内訳をより詳しく知りたい方は、Webマーケティングコンサルの費用相場は?依頼内容別に解説もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q成果が出なかった場合、返金制度はありますか?

マーケティング顧問は成果を保証する契約ではなく、意思決定・実行を支援する人的サービスであるため、一般的に成果連動の返金制度は設けられていません。契約前に支援範囲と評価指標を明確にしておくことが重要です。

Q粗利率が低い商材でも導入する価値はありますか?

粗利率が低い場合は、顧問料に見合う成果を出すためにより多くの成約件数が必要になります。まずはLTV(顧客生涯価値)を含めた収益構造の見直しから着手するケースが多くなります。

QROIはどのくらいの頻度で確認すべきですか?

月次での数値確認に加え、3ヶ月・6ヶ月単位での中間振り返りを行うことをおすすめします。短期の月次変動だけで判断すると、施策の効果を正しく評価できないことがあります。

Q顧問料以外にどんな費用がかかりますか?

広告出稿費、LP・サイト制作費、ツール利用料などが実費として別途発生します。損益分岐を計算する際はこれらの実費も含めて考える必要があります。

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