この記事でわかること

  • 「丸投げできます」と書かれていても、発注側の工数がゼロにならない構造的な理由
  • オウンドメディア運用を外注したときに、社内に残る作業を工程ごとに分解した一覧
  • 月あたり何時間を見込んでおけばいいか(当社が実務で見ている目安)
  • 役割分担の3パターンと、それぞれの費用感・社内負荷の関係
  • 承認・監修・CMS権限で詰まる箇所を、契約前に潰しておく手順
  • 社内工数を減らす4つの打ち手と、契約書に書き込んでおく分担の決め方

「丸投げできます」の実際の意味

オウンドメディア運用代行の比較記事を読むと、多くのサービスが「戦略立案から記事制作、分析・改善まで一連の業務を任せられる」と説明しています。実際に、戦略立案・コンサルティング・SEO記事制作・リライト・分析改善・サイト設計・記事の入稿・内製化支援といった範囲が依頼可能な業務として整理されています(出典:オウンドメディア運用代行会社おすすめ15選|費用相場や選び方まで紹介|デジタルアイデンティティ)。

ここで見落とされるのが、「依頼できる業務」の一覧に載っていない作業のほうです。記事に載せる自社の数字を用意する、原稿の事実確認をする、公開してよいかを社内で承認する、CMSの権限を渡す、問い合わせが来たときに一次対応する——これらは代行会社の対応範囲の外にあり、外注しても社内に残ります。

外注で減るのは「作業時間」で、なくならないのは「判断と承認」です。記事を書く時間は外に出せますが、その記事に会社として責任を持つ工程は外に出せません。丸投げできるかという問いは、実際には「判断と承認にかかる工数をどこまで軽くできるか」という問いです。

実務でも「完全な丸投げ」は少ない

外注の解説でも、完全に丸投げできるケースは多くなく、情報の正確性チェックや監修対応で一定の社内工数が発生すると整理されています。近年は必要な業務だけを切り出す「部分委託」が増えており、キーワード設計だけ外に出して執筆は社内、あるいは執筆だけ外に出して編集と監修は社内といった形でコストと品質のバランスを取る例が紹介されています(出典:オウンドメディア運用を外注するなら?代行会社12選と費用相場を解説|TAKUWIL)。

つまり、発注先を選ぶ前に決めるべきなのは「どの会社に頼むか」ではなく「どこまでを外に出し、どこを自社に残すか」です。ここが決まっていないと、提案書の対応範囲を見ても比較になりません。

発注側に残る作業を工程ごとに分解する

オウンドメディア運用を工程で分けると、外注で置き換えられる部分と、置き換えにくい部分がはっきり分かれます。下の表の「発注側に残る作業」の列が、契約後に毎月発生する社内工数です。

工程 代行会社が担える範囲 発注側に残る作業
目的・KPI設計 指標の候補提示、ロードマップの作成 事業目標との接続、社内での合意形成
キーワード設計 検索ボリューム調査、競合分析、優先順位案 売りたい商材・避けたいテーマの指定
一次情報の提供 ヒアリングの設計、取材の実施 社内の数字・事例・現場の言葉を出すこと
構成案の確認 構成案の作成と説明 狙いがずれていないかの判断
執筆・編集 本文執筆、校正、表記統一 ほぼ不要(トンマナ見本の提供のみ)
事実確認・監修 出典の明記、社外の監修者手配 自社の商品・料金・実績の記述が正しいかの確認
法務・コンプラ確認 表現上の注意点の指摘 公開可否の最終判断
入稿・公開 CMS入稿、内部リンク、構造化データ CMS権限の付与、公開ボタンを押す運用の決定
効果測定 レポート作成、改善提案 問い合わせの質の共有、商談化の情報を戻すこと
問い合わせ対応 (原則対象外) 一次返信、商談、フォロー

太字にした4つが、外注しても社内から動かせない部分です。特に「一次情報の提供」と「公開可否の判断」は、代行会社の実力が高いほど要求水準が上がります。良い会社は自社らしい内容を書こうとするため、社内に取りに来る情報も増えます。ここを軽く見積もると、発注してから「思ったより手間がかかる」という感想になります。

「うちは何も出さなくても書いてもらえます」という状態は、良い知らせではありません。自社の一次情報が入っていない記事は、他社でも書ける記事です。社内工数がほとんど発生していないなら、その記事が競合と何で差がついているのかを確認してください。

月に何時間かかるのか(実務での目安)

工数の話は時間で見ないと判断できません。以下は当社が受発注の両側で実際に見ている目安で、公開された統計ではなく当社の実務上の経験に基づく数字です。月8本の記事を外注するケースを想定しています。

社内で発生する作業 月あたりの目安 誰がやるか
定例ミーティング(月1〜2回) 1〜2時間 担当者+決裁者
キーワード・テーマの確認と差し戻し 0.5〜1時間 担当者
構成案の確認(8本分) 1〜2時間 担当者
原稿の事実確認・自社記述のチェック(8本分) 2〜4時間 担当者+商品担当
一次情報の提供(数字の抽出、現場ヒアリング) 1〜3時間 担当者+現場
公開承認 0.5〜1時間 決裁者
合計 月6〜13時間

月6〜13時間は、週にすると1.5〜3時間です。専任担当を置くほどではありませんが、他業務の合間に「空いた時間で」対応できる量でもありません。ここを確保しないまま始めると、原稿が確認待ちで滞留し、公開が遅れ、記事が積み上がらないという典型的な詰まり方をします。

立ち上げ月は2〜3倍になる

初月はキーワード設計の確認、トンマナの取り決め、CMS権限の整理、既存記事の棚卸しが同時に走ります。1か月目だけは15〜30時間を見込んでおくほうが安全です。ここを圧縮しようとして設計を飛ばすと、2か月目以降に毎回の差し戻しとして戻ってきます。

役割分担の3パターンと費用・負荷の関係

分担の型は大きく3つです。費用が高いほど社内負荷が下がる、という単純な関係ではないことに注意してください。フル委託でも、一次情報の提供と公開承認は残ります。

1

フル委託型(戦略から入稿まで)

目的設計、キーワード設計、執筆、入稿、レポートまでを一社に任せる型です。戦略設計から記事制作、分析改善までをまとめて依頼する場合、月額50万円〜100万円以上になることもあると整理されています(出典:オウンドメディア運用を外注するなら?代行会社12選と費用相場を解説|TAKUWIL)。

社内に残るのは、一次情報の提供・自社記述の確認・公開承認の3つです。担当者が他業務と兼任でも回りますが、「社内の数字を出す係」は必ず1人決めておく必要があります。

社内の窓口を1人に固定し、その人の稼働を月10時間確保する
2

制作委託型(設計は社内、執筆を外注)

キーワード設計と記事の狙いは社内で決め、執筆だけを外に出す型です。記事制作のみの外注であれば1記事あたり3万円〜10万円程度が目安とされ、文字数やテーマの難易度、取材の有無で変動します(出典:オウンドメディア運用を外注するなら?代行会社12選と費用相場を解説|TAKUWIL)。工程を細かく分けた目安では、記事作成・リライトが1記事あたり数千円〜10万円、記事入稿が数千円〜5万円、ディレクションが月5万円〜20万円と示されています(出典:オウンドメディア運用代行会社おすすめ15選|費用相場や選び方まで紹介|デジタルアイデンティティ)。

費用は下がりますが、社内工数はフル委託の2〜3倍になります。キーワードを決める人と、構成に責任を持つ人が社内に必要です。SEOの判断ができる人がいない状態でこの型を選ぶと、本数は出るのに検索から人が来ないという結果になりがちです。

社内にSEOの判断ができる人がいることが前提
3

戦略委託型(設計と改善だけ外注)

キーワード設計・構成案・改善提案を外に出し、執筆は社内の担当者や現場の人間が書く型です。SEOコンサルティングを含めて依頼する場合の目安は月額30万円〜70万円程度とされています(出典:オウンドメディア運用を外注するなら?代行会社12選と費用相場を解説|TAKUWIL)。

専門性が高く外部ライターには書けない商材では、この型が現実的です。ただし執筆が社内に残るため、社内工数は月20〜40時間規模になります。書く人の時間を業務として確保できるかが成否を決めます。

3つのうちどれを選ぶかは、予算ではなく「社内で確保できる時間」から逆算してください。月10時間しか出せないならフル委託型、SEO人材がいて月30時間出せるなら制作委託型、書ける人がいて設計だけ足りないなら戦略委託型です。時間を無視して費用だけで選ぶと、安いほうを選んで止まります。

承認・監修・CMS権限で詰まる3箇所

実際に運用が止まる原因は、記事の質ではなく手続きです。下の3つは、契約前に決めておけば発生しない詰まりです。

1. 承認者が複数いて、順番が決まっていない

担当者が確認し、上長が確認し、商品部門が確認し、最後に代表が見る——という直列の承認は、1本あたり1〜2週間を消費します。月8本の予定が月2本になる原因のほとんどがこれです。対策は、確認する観点ごとに担当を分け、並行で見ることです。

確認の観点 見る人 期限
自社の商品・料金・実績の記述が正しいか 商品/サービス担当 受領から2営業日
表現上の問題がないか 法務または管理部門 受領から2営業日
記事の狙いと導線が合っているか マーケ担当(窓口) 受領から2営業日
公開の最終承認 決裁者(1名) 上記が揃ってから1営業日

期限を決めずに「確認をお願いします」で流すと、返ってきません。営業日で切って、期限までに返答がなければ代行会社の案で進める、という運用を最初に合意しておくのが実務的です。

2. 監修が必要なテーマを、契約後に発見する

医療・美容・金融・法律に関わるテーマは、社外の専門家による監修や、表現上の追加確認が必要になることがあります。この工程を誰が手配し、誰が費用を持つのかを契約時に決めていないケースが多いです。代行会社が監修者を手配できるのか、自社の顧問に依頼するのか、監修料は月額に含まれるのかを、対象テーマの一覧とあわせて先に確認してください。なお当社は法律事務所ではないため、個別の表現が法令に適合するかの判断は、弁護士等の専門家にご確認ください。

3. CMSの権限を渡せず、入稿が自社対応になる

「入稿まで込み」の契約でも、CMSの編集権限を外部に出せない社内規程があると、実際にはテキストを受け取って自社で流し込むことになります。これは1本あたり30分〜1時間の作業が毎回発生するということです。権限を出せるか、出せない場合は誰が入稿するか、その工数を誰が持つかを、見積もりの段階で揃えてください。

入稿範囲の曖昧さは、見積金額の差として現れにくい一方で、社内工数の差としては大きく出ます。相見積もりを取るときは「HTMLの装飾・内部リンク・構造化データ・画像の用意・公開作業」のどこまでが含まれるかを、項目ごとに○×で答えてもらうのが確実です。

社内工数を減らす4つの打ち手

社内負荷は、分担の型を変えなくても下げられます。効果が大きい順に4つ挙げます。

1

一次情報を先にまとめて棚卸しする

毎回「この数字はありますか」と聞かれて社内を探すのがいちばん時間を食います。着手前に、支援実績の数値・料金体系・よくある質問・現場の言い回し・NG表現を1つのドキュメントにまとめてください。1回に4〜6時間かかりますが、以降の確認工数が半分近くになります。

「使ってよい数字」と「出せない数字」を線引きして渡す
2

窓口と決裁者をそれぞれ1人にする

関係者が増えるほど、調整のための時間が増えます。やり取りする窓口は1人、公開を決める人も1人に固定してください。他部門の確認は窓口が取りまとめ、代行会社と直接やり取りする人を増やさないのが原則です。

3

確認の観点をチェックリストに固定する

毎回ゼロから原稿を読むと1本30分以上かかります。「自社の数字が正しいか」「料金の記述が現行と一致するか」「言ってはいけない表現がないか」の3点に絞ったリストにすると、1本10分で終わります。読み物としての感想を書くのは、代行会社の改善には役立ちますが、確認工数としては後回しでかまいません。

確認は「事実の照合」に絞り、文章の好みは別枠で伝える
4

繰り返しの作業工程をAIに寄せる

構成の型に流し込む、HTMLに整える、内部リンクを張る、sitemapを更新する——といった判断を伴わない工程は、作業として定義できればAIに寄せられます。判断は人、作業はAIという分け方にすると、同じ社内工数でも公開できる本数が変わります。代行会社を選ぶときも、この切り分けを説明できるかどうかは見るべき点です。

4つ目については、当社が自社のオウンドメディアで実際に回している数字を挙げます。キーワード選定・記事の狙い・一次情報の判断は人が持ち、構成設計から入稿までを日次のタスクとして定義した体制です。

LnX自社オウンドメディアの記事一覧画面と、113記事・ページ表示回数約7倍・問い合わせ約15倍を示す数値パネルおよび表示回数の推移グラフ
約3ヶ月で約113記事を入稿/ページ表示回数 約7倍/問い合わせ 約15倍(LnX自社オウンドメディア・2026年6月〜)。記事構成の設計から本文生成・HTML入稿・内部リンク・sitemap.xml/llms.txtの更新までを日次タスクとして定義し、キーワード選定と記事の狙い・一次情報の判断は人が担当しています。出典:LnX合同会社 支援実績(事例詳細はこちら

この数字をそのまま他社に当てはめることはできません。自社メディアのため承認が1人で完結し、監修の工程がないという条件が効いています。ここで参考にしてほしいのは倍率ではなく、「承認の経路が短いほど、同じ費用でも積める本数が増える」という関係のほうです。

契約前に「誰が何をやるか」を文書にする

分担は口頭で決めると必ず溶けます。見積書か仕様書に、工程ごとの担当を1枚で書いておいてください。書式は問いません。下の3列があれば十分です。

決めておく項目 書き方の例 決めないと起きること
工程ごとの担当 キーワード設計=代行/一次情報の提供=自社/入稿=代行 「そちらでやってもらえると思っていた」が毎月出る
確認の期限 原稿受領から3営業日以内に自社が回答 原稿が滞留し、公開本数が計画の半分になる
期限を過ぎたときの扱い 回答がない場合は代行案のまま公開 止まった責任の所在が曖昧になる
入稿に含む作業 HTML装飾・内部リンク・構造化データ・画像選定まで含む テキスト納品と入稿済み納品が同額で比較される
監修が必要なテーマと費用負担 対象テーマ一覧と、監修料の負担者を明記 公開直前に止まり、月内に出せない
修正回数の上限 1本につき2回まで無償、以降は別途 修正のたびに費用交渉が発生する
解約時の引き継ぎ 記事の著作権・CMS権限・キーワード台帳の返却条件 乗り換えのときに資産が持ち出せない

「自社がやること」を書くのを嫌がらない

分担表に自社の作業を書くと、負担が確定してしまうように感じるかもしれません。しかし書かなかった作業は、消えるのではなく期限のない状態で残ります。期限のない作業は後回しになり、結果として公開が止まります。工数を可視化しておけば、担当者の稼働を社内で正式に確保する根拠にもなります。

役割分担チェックリスト

そのまま社内共有できる項目

【発注先を選ぶ前】

  • 社内で月に確保できる時間を見積もった(立ち上げ月は2〜3倍で計算した)
  • 3つの型(フル委託/制作委託/戦略委託)のどれを狙うか決めた
  • 社内の窓口1名と、公開の決裁者1名を決めた
  • 一次情報(数字・料金・NG表現)を1つのドキュメントにまとめた

【提案・見積もりを受けるとき】

  • 入稿に含む作業を項目ごとに○×で答えてもらった
  • 自社側の作業が何かを、提案書に書いてもらった
  • 監修が必要になるテーマと、その費用負担を確認した
  • CMS権限を渡せない場合の入稿手順と工数を確認した
  • 修正回数の上限と、超えた場合の費用を確認した

【契約前に文書化する】

  • 工程ごとの担当(代行/自社)を1枚の表にした
  • 原稿確認の期限を営業日で決めた
  • 期限を過ぎた場合の進め方を決めた
  • 記事の著作権と、解約後の掲載継続・データ返却の条件を確認した

この表は、候補各社にそのまま渡してしまってかまいません。自社側の作業を具体的に書き込んでくる会社は、運用の実態を分かっています。「すべてお任せください」で終わる回答が返ってきた場合は、一次情報を誰がどう集めるのかを追加で聞いてください。

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LnXの見解

「丸投げできますか」と聞かれたとき、当社は「作業はほぼ巻き取れますが、一次情報の提供と公開の承認は残ります」とお答えしています。これは謙遜ではなく、この2つを外に出した状態で作った記事が、他社と差がつかないからです。自社の数字や現場の言葉が入っていない記事は、検索エンジンにも生成AIにも「どこにでもある情報」として扱われます。社内工数をゼロにする方向で設計すると、成果も平均値に寄ります。

一方で、社内に残す工数は「判断」に絞れます。構成の型に流し込む、HTMLに整える、内部リンクを張る、sitemapを更新するといった作業工程は、手順として定義できれば人が触る必要はありません。当社が自社メディアで月あたりの入稿本数を伸ばせているのは、判断を人が持ち、作業をAIの日次タスクに落としているからです。発注側の工数が減るかどうかは、代行会社がこの切り分けを設計できているかにかかっています。

選定の場面で使える質問を1つ挙げておきます。「弊社側で毎月何時間くらい必要になりますか」と聞いてみてください。数字で答えられる会社は、運用の実務を分かっています。「特にありません」と答える会社は、自社の材料を使わずに書くつもりか、実際の運用を見ていないかのどちらかです。LnXでは、SEOとAIOを同じ制作フローで満たすオウンドメディア運用を、分担の設計から入稿・レポートまでまとめてお引き受けしています。他社の提案書を並べた状態でのご相談も歓迎です。

よくある質問

Q 社内に担当者を置けません。それでも外注できますか?

可能ですが、「窓口になる人」と「公開を決める人」は決めてください。この2つが空席だと、原稿の確認が誰にも回らず公開が止まります。兼任でかまいませんし、同一人物でも運用できます。必要な時間はフル委託型であれば月6〜13時間程度が目安で、これは当社が実務で見ている数字です。

Q 原稿の確認を代行会社に任せることはできませんか?

文章表現や出典の確認は任せられます。任せられないのは、自社の商品・料金・実績の記述が現行と一致しているかの照合です。ここは社外からは検証できません。確認の観点を「事実の照合」に絞ると、1本10分程度まで圧縮できます。

Q 費用を抑えたいので執筆だけ外注したいのですが、注意点はありますか?

キーワード設計と記事の狙いを社内で決められるかが前提になります。ここを決める人がいないまま執筆だけを外に出すと、本数は増えても検索から人が来ない状態になりやすいです。社内にSEOの判断ができる人がいない場合は、設計だけを外に出す型のほうが結果的に費用対効果が合うことがあります。

Q 承認に時間がかかって公開が遅れます。どう直せばいいですか?

直列の承認を並列にしてください。商品担当・法務・マーケ担当が同時に別の観点で見て、最後に決裁者が1人で承認する形にします。それぞれの期限を営業日で決め、期限までに回答がない場合は代行案のまま進める運用を先に合意しておくと、滞留が止まります。

Q 「入稿まで含む」と言われましたが、何を確認すればいいですか?

HTMLの装飾、見出しのマークアップ、内部リンク、構造化データ、画像の選定と配置、公開作業の6項目を、それぞれ含むか含まないかで答えてもらってください。あわせて、CMSの編集権限を外部に渡せるかを社内規程で確認しておきます。権限を出せない場合は、入稿作業が社内に戻り、1本あたり30分〜1時間が毎回発生します。

Q 将来的に内製化したい場合、分担はどう決めるべきですか?

最初から自社で担う工程を1つ決めて、そこだけは外注しないのが確実です。運用代行の選び方では内製化支援の有無が確認項目として挙げられており、企画から競合分析、執筆、成果計測、リライトまでのノウハウ共有や体制づくりを支援するサービスもあります。ただし支援を受けても、実際に手を動かす工程を持たないとノウハウは残りません。

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