この記事でわかること

  • ChatGPT検索に表示されるためにOpenAIが示している条件
  • 101問の実測で名前が挙がった16社の登場回数(社名つき)
  • おすすめに出る会社の4つの共通点
  • 今日から打てる具体施策7つと進める順番
  • やってはいけない対策と、自社か外注かの分かれ目

結論:ChatGPTの「おすすめ会社」に載る条件

結論から言うと、ChatGPTの「おすすめ会社」に表示させるための特別な申請や裏技はありません。OpenAIは、ChatGPT検索に公開サイトが表示されるための条件として、OAI-SearchBotを許可することを挙げています(出典:Overview of OpenAI Crawlers|OpenAI)。さらに、表示や掲載順位の保証はなく、掲載を申請する機能も示されていません(出典:Publishers and Developers FAQ|OpenAI Help Center)。

では何もできないのかというと、そうではありません。当社は、「おすすめのWebマーケティング会社」を101通りの聞き方でChatGPTに質問して、どの会社が、どの記事を根拠に挙がるのかを実測しました。そこで見えたのは、AIが差し出す候補は16社に固定されており、その根拠の多くは「候補企業自身が書いた比較記事」だったという構造です。この記事では、公式の前提条件と当社の実測をもとに、おすすめ会社の候補に入るための施策と順番を整理します。

ChatGPTがおすすめ会社を出す仕組み

OpenAIの説明では、ChatGPTは第三者の検索プロバイダーやクローリングを通じてURLを取得し、質問との関連性が高い場合に結果へ表示します(出典:Publishers and Developers FAQ|OpenAI Help Center)。クローラーには役割の違う3種類があり、検索結果への表示に関わるのはOAI-SearchBotです。GPTBotはモデルの学習用、ChatGPT-Userは利用者の操作で動くものとされています(出典:Overview of OpenAI Crawlers|OpenAI)。

この前提を押さえると、自社に必要な対応は2段階に分かれます。1つ目は、OAI-SearchBotに読まれる状態にすること(robots.txtでブロックしない、OpenAIが公開するIPからのアクセスを許可する)。2つ目は、おすすめを聞かれたときに、自社が候補の材料として見つかる状態にすることです。1つ目は公式の仕様どおりに整えれば済みますが、勝負が分かれるのは2つ目です。仕様の詳細と7つの施策はChatGPT SEO対策|表示・引用される7つの施策にまとめています。

当社の実測:101問で名前が挙がった16社

当社は2026年9月20日に、「Webマーケティング会社 おすすめ」という基準の質問と、比較検討中の担当者が入力しそうな言い回し100通りの計101問で、ChatGPTに候補企業を10社ずつ整理してもらいました。回答は1,010件です。詳しい方法と結果は生成AIに「おすすめのWebマーケティング会社」を101の質問で聞いた結果で公開しています。名前が挙がった会社は、101問すべてを合わせても次の16社だけでした。

会社名登場回数(101問中)登場率挙がったときの平均順位
株式会社オプト98回97.0%3.88
アナグラム株式会社98回97.0%4.28
StockSun株式会社94回93.1%4.82
株式会社デジタリフト93回92.1%4.54
株式会社ジオコード93回92.1%5.10
株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ92回91.1%4.87
GMO TECH株式会社82回81.2%4.78
株式会社メディックス60回59.4%7.58
株式会社グラッドキューブ57回56.4%7.75
株式会社キーワードマーケティング55回54.5%7.73
株式会社オーリーズ50回49.5%7.66
CyberHorn株式会社47回46.5%7.13
株式会社サイバーエージェント24回23.8%5.21
株式会社電通デジタル24回23.8%6.50
株式会社Hakuhodo DY ONE22回21.8%6.18
株式会社セプテーニ21回20.8%5.24
LnX合同会社(当社)0回0%―(登場なし)

※ 当社が2026年9月20日にChatGPTへ質問した結果の集計で、登場回数の多い順に並べています。AIが既存の比較記事を要約した結果であり、企業の優劣や発注先としての推奨を示すものではありません。調査の対象はWebマーケティング・広告運用領域の質問です。社名のリンク先は各社の公式サイトで、料金や支援範囲は発注前に各社へご確認ください。調査データ上の「株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ」のリンクは、親会社の株式会社PLAN-Bの公式サイトを指しています。

この表から読み取れることは3つあります。1つ目は、候補が固定されていることです。上位7社が全体の席の64.4%を占め、質問の内容が変わっても顔ぶれはほとんど入れ替わりませんでした。2つ目は、知名度では決まっていないことです。大手4社は「大規模」「データ」といった条件が質問に入ったときだけ登場し、「中小企業」「少額」と聞かれると外れていました。3つ目は、根拠の記事が少ないことです。1,010件の根拠として記録された記事は6本で、そのうち4本(86.1%)が、候補に挙がった会社本体またはその親会社のオウンドメディアの記事でした。

LnXの条件(当社LPの記載にもとづく):SEO・AIO対策/オウンドメディア運用代行は、初期費用30万円(税別)に月額15万円(月8本)・25万円(月16本)・40万円(月30本)の3プランで、最低契約期間は原則6か月です。まず現状を知りたい方向けに、サイトURLだけで申し込める無料のAIO診断があります。上の101問ではLnXは一度も登場しておらず、この領域では支援社数も上記各社に遠く及びません。他社の提案書や見積もりを並べた状態でのご相談も歓迎です。

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おすすめに出る会社の4つの共通点

1,010件の集計から見えた共通点を、影響が大きいと当社が考える順に4つ整理します。これは当社の調査にもとづく見立てであり、ChatGPTの内部の選定基準が公開されているわけではありません。

  1. その領域の「比較記事」に名前が載っている:根拠の記事の86.1%が、候補企業側のオウンドメディアでした。自社サイトを整えるだけでなく、参照されている比較記事の側に名前があるかが影響します。
  2. サービス範囲が横断的に書かれている:常連7社は、広告運用とSEO・コンテンツなど複数領域をまたぐ記述が目立ちました。対応領域を列挙して書くほど、拾われる質問が増えます。
  3. 「誰向けか」の条件語が明示されている:「月20万円から」「BtoB・SaaS中心」「最低契約期間3か月」など、発注者が質問に入れる言葉で書かれた会社が、その条件の質問で拾われていました。
  4. 狭い領域なら、そこで上位に入れる:準常連の5社は全体では下位でも、得意カテゴリの質問ではTOP3に入っていました。総合1位ではなく、自社が本当に強い領域を狙うほうが現実的です。

ChatGPTのおすすめに表示させる施策7つ

施策1:OAI-SearchBotを許可する

robots.txtでOAI-SearchBotをブロックしていないか、OpenAIが公開するIPからのアクセスを遮断していないかを確認します。OpenAIによると、robots.txtの変更が反映されるまで約24時間かかります(出典:Overview of OpenAI Crawlers|OpenAI)。

施策2:狙う質問を20〜30個作り、現在地を測る

「(自社の領域)で、中小企業向けのおすすめ会社は?」など、発注者が入力しそうな質問を作り、ChatGPTに入力して、自社名が出るか、何番目か、代わりに誰が出るかを記録します。

施策3:根拠として使われている比較記事を洗い出す

回答に表示される引用元のURLを控え、同じ記事が繰り返し使われていないかを見ます。当社の実測では、1,010件の根拠が6本の記事に収束していました。

施策4:その比較記事に載るための働きかけをする

運営者を確認し、掲載の可否や条件を問い合わせます。掲載時に渡す情報(対応領域・対応予算・得意業種・実績数値)は事前に整えておきます。掲載を依頼する場合は、費用や関係性を隠さない形で行ってください。

施策5:サービスページに、条件語を書き切る

対応領域を横断的に列挙し、対象企業の規模、対応予算レンジ、得意業種、契約形態を文章で明記します。「幅広く対応」のような抽象表現より、発注者が質問に入れる言葉のほうが拾われやすい、というのが当社の見立てです。

施策6:自社で、領域を正確に整理した比較・選び方の記事を持つ

自社が強い1領域に絞り、選び方と候補を整理します。自社を1位に置かず、領域全体を正確に整理した記事にします。実際に社名を並べる場合は、公式ページで確認した内容だけを書き、確認日を明記します。

施策7:同じ質問で定点観測し、流入を計測する

ChatGPTは、参照先へのリンクにutm_source=chatgpt.comを自動で付けると説明されており、GA4などで流入を確認できます(出典:Publishers and Developers FAQ|OpenAI Help Center)。施策2と同じ質問リストで定期的に確認し、変化を記録します。

どの順番で進めるか

順番やること工数の目安効果の読みやすさ
1OAI-SearchBotの許可を確認(施策1)小(数時間)高い(出る・出ないの前提)
2質問リストで現在地を測る(施策2)小現在地が分かる
3根拠の比較記事を洗い出す(施策3)小〜中次の打ち手が決まる
4サービスページの条件語を書き足す(施策5)中中〜高
5比較記事への働きかけ・自社の整理記事(施策4・6)大中〜高(時間がかかる)
6定点観測とGA4での計測(施策7)小(継続)変化が追える

※ 工数と効果の読みやすさは、当社が自社メディアの運用で見ている目安です。サイトの規模・現状によって変わります。

やってはいけない対策

  1. 「ChatGPTのおすすめに必ず載る」という提案を信じる:OpenAIは掲載や順位を保証しておらず、申請機能も示していません。
  2. 自社を1位に置いた露骨な比較記事を量産する:当社の見立てでは、領域全体が正確に整理されていない記事は、参照元として選ばれにくくなります。読者にとっても不利益です。
  3. 1回の回答だけで順位を判断する:回答は聞き方や時期で変わります。同じ質問リストで傾向を見てください。
  4. 出た順位を実力の順位と受け取る:当社の調査も、AIが既存の比較記事を要約した結果にすぎず、発注先の優劣を示すものではありません。
  5. 費用や関係性を伏せて、比較記事への掲載を依頼する:広告・PR関係がある場合は、その旨が分かる形にしてください。

自社でやるか、会社に頼むか

施策1〜3の「許可の確認」「現在地の測定」「根拠記事の洗い出し」は、社内でも始められます。工数が膨らむのは、サービスページの全面的な書き直しや、比較・整理記事の継続的な制作に入る段階です。ここが外注の分かれ目になります。

内製と外注の境目はAIO対策の内製と外注|分岐点と体制の決め方で、会社に頼む場合の比較はAIO対策会社おすすめ6選|費用・支援範囲を比較で、公式ページで確認できた情報にもとづいて整理しています。

LnXの見解

ChatGPTのおすすめ会社に載るには、特別な裏技より、「読まれる状態にする」「発注者の言葉で条件を書き切る」「領域を正確に整理した記事を持つ」「同じ質問で測り続ける」という地道な積み重ねが必要だと当社は考えています。当社自身も、今回の101問では一度も名前が挙がっておらず、同じ課題の当事者です。

当社は自社のオウンドメディアで、記事構成の設計から作成・入稿、SEOレポート、リライトまでを運用し、SEOと生成AI向けの要件を同じ制作フローの中で満たす方法をとってきました。その結果、生成AIインプレッションは約7倍、AIOスコアは91点(100点満点・Bランク)になっています。

生成AIインプレッションの推移グラフと、AIOスコア91点の項目別内訳を示した画面
生成AIインプレッション 約7倍/AIOスコア 91点(100点満点・Bランク)(LnX自社オウンドメディアでの実測)。スコアは外部提供のAIO評価ツールによるもので、構造化データ・FAQ・サイト動線・技術基盤の4領域で採点されています。作業工程をAIの日次タスクとして定義し、判断の工程は人が持つという分担で運用した結果です。出典:LnX合同会社 支援実績(事例詳細はこちら)

この数値は自社メディアでの結果であり、他のサイトで同じ結果を保証するものではありません。また、ChatGPTのおすすめ会社に表示される順位を示す数値でもありません。自社がどの質問で出ているのか、まずは現状の無料診断からご相談ください。

SEO・AIO対策/オウンドメディア運用代行

ChatGPTのおすすめに自社が出ているか、担当者が個別に確認します。無料のAIO診断はURLだけで申し込めます
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よくある質問

Q ChatGPTのおすすめ会社に表示されるよう、OpenAIへ申請できますか?

OpenAIの公式FAQには、掲載を申請する機能は示されていません。公開サイトであればChatGPT検索に表示される可能性があり、OAI-SearchBotがアクセスできることが重要とされています。表示や順位の保証もありません。

Q OAI-SearchBot、GPTBot、ChatGPT-Userの違いは何ですか?

OpenAIの説明では、OAI-SearchBotはChatGPT検索の結果にサイトを表示するためのもの、GPTBotは生成AIモデルの学習用、ChatGPT-Userは利用者の操作で動くものです。検索結果への表示を狙うなら、OAI-SearchBotを許可する必要があります。

Q なぜ、おすすめの会社はいつも同じ顔ぶれになるのですか?

当社の実測では、101問を通じて名前が挙がった会社は16社だけで、上位7社が席の64.4%を占めました。根拠として記録された記事は6本で、うち4本が候補企業側のオウンドメディアでした。ChatGPTの内部の仕組みが公開されているわけではないため、当社の調査結果にもとづく見立てです。

Q 規模の小さい会社でも、おすすめに表示されますか?

当社の実測では、大手4社は「中小企業」「少額」などの条件が入った質問では外れており、知名度より質問の条件との一致が影響しているように見えました。得意な領域や対象を明記した会社は、その条件の質問で上位に入っていました。ただし、表示を保証できるものではありません。

Q 流入はどう計測しますか?

OpenAIは、ChatGPTが参照先へのリンクにutm_source=chatgpt.comを自動で付けると説明しています。GA4などでこの流入元を確認できます。あわせて、決まった質問リストで定期的に確認し、自社名が出たかを記録してください。

Q 自社でやるのと会社に頼むのはどちらがよいですか?

OAI-SearchBotの確認、質問リストでの現在地の測定、根拠記事の洗い出しは社内でも着手できます。サービスページの全面改修や、比較・整理記事の継続的な制作の段階で、会社への依頼を検討するのが現実的です。

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